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2017年5月17日 (水)

中央西線の単線自動閉そく その2

前回の記事で中央西線の下り線(塩尻駅→名古屋駅方向)の信号機の建植位置をご紹介させていただきましたが、C6217さんより「上り線はどんな様子か?」というお問い合わせをいただきましたので、今回ご紹介します。

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C6217さんのおっしゃる通り、上下線では勾配やトンネル、橋梁といった構造物の影響で建植位置は変わってくるものと思われます。

ただ、閉そく信号機の数に関して言えば上下線では差はないですね。

また、単線区間においては軌道回路の区切りの位置に上下線とも閉そく信号機が設けられるものと思っていたのですが、実際にはそうではないんですね。必ずしも軌道回路の境界=閉そく区間の境界ではないってことですね。

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コメント

こんばんは。いつも拝見させていただいております。
常日頃から気になっておりましたが、配線図表などはどのようなソフトを用いて記されていますでしょうか?
ご教示頂けましたら幸いに存じます〜。

管理人さま
 お気遣いありがとうございます。上り下りで閉塞信号機の本数が異なるというのは蒸機時代の発想だったようです。
 現に特急「しなの」は勾配に関係なく速度制限のみをにらんで走っています。ローカルの電車も同じ条件だと思います。

 上下の閉塞信号機の位置が異なることについて、私も初めは驚きましたが軌道回路の区分を増やせば済むことだと納得しています。問題は経費だけですから。
 速度向上で信号見通しが重要になって来ると分割したのは自然の流れだと思います。

名無しさん、各種図面はCADで作図しています。楽チンです。

C6217さん、時代とともに信号機の配置も変わってくるんでしょうね。

おはようございます。
先日コメントさせていただいた者です。
やはりCADなのですね。ありがとうございます。
参考にさせていただきます。

いつも楽しみながら拝見しております。

上の図で、単線区間において意外なことに上下の閉塞信号機の位置が異なっているという件について

1.実際に上下で閉そく信号機の位置が異なっていた(信号機ごとに軌道回路の区分がある)
2.上り出発信号機と下り場内信号機間の距離の分だけ次の(前の)閉そく信号機までの距離に差が出てしまった

という2つの理由が考えられると思いました。
(ずれが0.3kmのところと0.7kmなのでどちらが原因なのか判断がつきません)
どちらが正解か教えてください。

おはようございます。
単線自動閉そく式(自動A)施行区間での、閉そく信号機の位置が上下で異なることはよくあります。場内ー第1閉そく信号機間の距離を短くとるケースが多いためかと思います。
もちろん、場内信号機の建植位置により閉そく区間の距離に差が出ることもあり、個々のキロ程を照らし合わせることができれば、と思います。
また、上下の閉そく区間が一致している場合、同一柱に逆方向の閉そく信号機が設置されていることもありますね。

verdandiさん、3RT生さん
起点からの距離を示しますと、
・贄川~木曽平沢間上1:21.441km
・贄川~木曽平沢間下1:251.018km
・宮ノ越~原野間上1:268.582km
・宮ノ越~原野間下1:268.582km
となり、贄川~木曽平沢間については1、宮ノ越~原野間については2ということになりそうですね。

f54560zgさん回答ありがとうございます。

ということは単線すれ違い可能な駅において上り(下り)出発信号機と下り(上り)場内信号機間の距離は通常300m程度なのですね。
(贄川~木曽平沢間上1が21.441kmとなっていましたが、251.441kmと推測しています。)

あと私見ですが、なるべく信号機の手前が直線になる場所を選んで閉そく信号機の位置を決めた結果、上下の位置をずらしているある可能性がありそうです。

verdandiさん、要領を得ないご返事で申し訳ありませんでした。改めて建植キロ程を記します。
・贄川上本出:248.453km
・贄川下本場:248.843km
・贄川~木曽平沢間下1:251.018km
・贄川~木曽平沢間上1:251.441km
・木曽平沢上本場:252.817km
・木曽平沢下本出:253.134km

・宮ノ越上本出:267.762km
・宮ノ越下本場:267.970km
・宮ノ越~原野間下1:268.582km
・宮ノ越~原野間上1:268.582km
・原野上本場:269.726km
・原野下本出:270.222km
ということで、場内信号機~出発信号機間の距離は200m~500mと、ちょっとばらつきがありますね。

信号機の建植位置は、おっしゃる通りいろいろな地理的制約を考慮して決定されているのではないかと想像します。

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