新潟操~上沼垂~沼垂・東新潟港の列車ダイヤ
今回は新潟操~上沼垂~沼垂間及び上沼垂~東新潟港間の列車ダイヤについて。
まず最初に1988年(昭和63年)3月。
・赤線は長岡または富山のEF81、青は高崎のEF651000、黒は東新潟のDE10、緑は東新潟のDD51を表しています。
・この時点では沼垂駅は新潟地区の貨物営業の拠点でしたので、全国各地とを結ぶ貨物列車が発着しています。特に朝の5時頃から8時頃の間は、二本木、隅田川、福岡貨タ、辰野、大阪貨タ、札幌貨タ、百済から続々と列車が到着します。
ところでこの当時の上沼垂の線路配線は以下のようでした。
新発田方面からの白新線上り列車の場合、「白新上本→沼垂」というルートはありませんので、札幌貨タ発の4096列車や酒田発の850列車は、「新潟操→小運転線→沼垂」というルートで沼垂に向かうことになります。
反対に新発田方面に向かう白新線下り列車の場合は、「沼垂→白新下本」も「沼垂→小運転線」のどちらも可能っぽいです。単360列車や260列車など新潟操止まりの列車は小運転線経由だとしても、酒田行きの851列車や札幌貨タ行きの4097列車が白新下り線経由なのか小運転線経由なのかがちょっと気になります。ダイヤを見る限り単線の小運転線上でのすれ違いはありませんので、小運転線経由であろうとは思うのでが。
さらに言うならば、上沼垂~新潟間が複線だった頃の配線は以下のようでした。
この頃は「白新上本→沼垂」も、「沼垂→白新下本」も可能ですので、新発田方面との貨物列車が白新線経由だったのか小運転線経由だったのかがますます気になります。
続いて1992年(平成4年)3月。
・新潟貨物ターミナルが開業して沼垂駅は専用線発着貨物のみの取扱いとなったため、沼垂駅発着の貨物列車は大幅に減ってしまいました。
続いて2004年(平成16年)3月。
・単機回送列車については記載していません。
・沼垂駅発着の貨物列車の削減が続き、とうとう1往復だけになってしまいました。
・東新潟港駅は営業休止となり、貨物列車の設定がなくなりました。
続いて2009年(平成21年)3月。
・沼垂駅はまだ存続していますが、貨物列車の設定はなくなりました。
最後に2014年(平成26年)3月。
・沼垂駅は正式に廃止され、焼島駅発着の2往復の貨物列車がわずかに残るのみとなってしまいました。時代の流れとは言え、ずいぶんと寂しくなってしまいましたね。
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