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2015年5月 5日 (火)

三島駅の連動図表(想像)

「三島駅の出発信号機4R」の記事で、verdandiさんから頂いたコメントをもとに下り1番線周辺の連動図表を作成してみました・・・あくまで想像ですが(汗)。

前提条件がいくつかあります。
1)対象は下り1番線に関係する信号機、転てつ器、方向てこのみ。具体的には場内信号機101LD2、出発信号機203L、転てつ器237、同234、方向てこ5R、出発信号機4Rのみです。
2)東海道線関係と伊豆箱根線関係は別の信号扱所で取り扱われていると思われますが、そうすると照査てことかややこしい話になりそうなので同一信号扱所として取り扱います。
3)接近または保留鎖錠は省略します。

従って、verdandiさんのコメントをもとに以下の空欄を埋めてみましょう、ってことですね。

1r

それではverdandiさんのコメントをどのように反映させていったかを順を追って。

①2015年4月4日のコメント
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・101LD2から203Lの間にある転てつ機[133,135,136,237,234](+α)が自由に転換できる状態にあるか、列車の進行する方向に転換してあることを確認する。
・これらを確認してから101LD2から203Lの間にある転てつ機(+α)を列車の進行する方向に転換する。
・転てつ機の転換が完了したら、101LD2から203Lの間の軌道回路に対してこの進路に使用することを予約する。
予約が完了したら101LD2から203Lの間にある転てつ機(+α)は自由に転換できないようにする。
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この文面には場内信号機101LD2と関係転てつ器間の基本的な連鎖の内容が表現されていますね。
具体的には101LD2の鎖錠欄には「133 ○135 136 237 234」の転てつ器名が記載されることになります。
つまり101LD2を反位にするためには133定位、135反位、136定位、237定位、234定位でなければならず、また101LD2を反位にすると133定位、135反位、136定位、237定位、234定位に鎖錠されるということです。
このほか鎖錠欄には進路を共有する入換標識等も記載されるはずですが、ここでは省略します。

②同じく2015年4月4日のコメント
=========================
・その後、133ロT,135T,136T,101LD1T,237ロT,101LD2T,234Tに列車または車両がいないことを確認できたら場内信号機101LD2に進行を指示する現示を出します。
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これは101LD2の信号制御に関する内容ですね。
具体的には101LD2の信号制御又はてっさ鎖錠欄には「133ロT 135T 136T 101LD1T 237ロT 101LD2T 234T」の軌道回路名が記載されることになります。
133ロT、135T、136T、101LD1T、237ロT、101LD2T、234Tのいずれかに列車または車両がいる場合は101LD2は停止信号を現示する、という意味です。

③同じく2015年4月4日のコメント
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(その時は237ロの転てつ機は修善寺方ではなく神戸方を向いており、さらに203Lの少し先にある転てつ機はオーバーランした場合でも下り本線に向かわないように転換される。)
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「203Lの少し先にある転てつ器」とは233のことですね。すなわち101LD2の過走余裕距離内の転てつ器です。
従って101LD2の鎖錠欄に「233」を追加することにしましょう。
またコメントにはありませんが、203Lの信号制御として「233ロT 233イT 230イT 202LT」を記載しておきましょう。

④2015年4月11日のコメント
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その後、列車の最後尾が135Tを抜けると135Tまでの進路が、136Tを抜けると136Tの進路が用済みとなるため、順次それぞれの軌道回路対し進路の予約を解除。これによりその間の転てつ機を自由に転換できるようにして次の列車の到着に備える。
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これは進路鎖錠についてのことであり、101LD2の進路鎖錠欄に記載されるべき内容が表現されていますね。
具体的には101LD2の進路鎖錠欄には「(133ロT 135T) (136T)」が記載されることになります。
前述の通り101LD2を取り扱うと133、135、136、237、234が鎖錠されるわけですが、列車が135Tを抜けると133と135が解錠され、
さらに進んで136Tを抜けると残りの136、237、234が解錠されるという意味になります。

⑤同じく2015年4月11日のコメント
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神戸方面列車の場合はそのまま101LD2Tまで進行し、列車の先頭が101LD2Tに入ると到着と判断し、軌道回路にかけてあった予約を全て解除し転てつ機を転換できるようになるが、分岐器を含む軌道回路に列車がいれば転換できない状態となる。
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「分岐器を含む軌道回路に列車がいれば転換できない状態となる」とはすなわちてっさ鎖錠についてのことであり、転てつ器の信号制御又はてっさ鎖錠欄に記載されるべき内容が表現されています。
具体的には、転てつ器237の信号制御又はてっさ鎖錠欄には「237イT 237ロT 237ハT」が、234では「234T」が記載されることになります。
つまり237ロTに列車または車両がいる場合は237は鎖錠され、234Tに列車または車両がいる場合は234は鎖錠されるということです。

⑥同じく2015年4月11日のコメント
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しかし234Tに列車の先頭が到着するまで若干の時間があるため、その隙に転てつ機234が転換されてしまう可能性があり、転換された(又は転換途中の)状態で分岐器234に進入すると列車が脱線する。
そのため、転てつ機234については引き続き「列車が完全に停止するために必要な時間」だけ転換できない状態のままにさせておく必要がある。
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これは時間鎖錠ですね。時間鎖錠は進路鎖錠欄に記載することになります。
とりあえず「列車が完全に停止するために必要な時間」を60秒とすると、101LD2の進路鎖錠欄には「(234但60秒)」と記載されることになりますね。
つまり、列車が136Tを抜けて101LD2の進路鎖錠が解錠された後も、234はなお60秒間は鎖錠されたままになる、という意味になります。

⑦2015年4月19日のコメント
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修善寺方面列車の場合は101LD1Tで停車し101LD2Tまでは行かない。
そのままでは列車が到着したことにならず、その先の237ロT,101LD2Tにかけられている予約を解除できない。
このままでは237転てつ機は神戸方から修善寺方へ転換できないため、4Rに進行を指示する現示を出すことはできない。
そこで、列車先頭から最後尾まで101LD1Tに収まって237ロTに入らない状態が「列車が完全に停止するに必要な時間」だけ続けば列車が完全に停止したとみなすことによって到着と判断し、237ロT,101LD2Tにかけてあった予約を解除して、転てつ機237を自由に転換できるようにする。
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これも時間鎖錠ですね。同様に101LD2の進路鎖錠欄に「(237但60秒)」を追加しましょう。

⑧2015年4月25日のコメント
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1番線から神戸方に出発する時は出発信号機203Lから次の閉そく信号機までの間に233ロT,233イT,230T.202LT、転てつ機は233,230があると推測されます。
203Lに進行を指示する現示を出すところまでは場内信号機101LD2の時と同様です。ただ203Lの手前に234と237ロの2つの分岐器が存在します。
先頭が234Tもしくは237ロTに入ってない状態にある列車が203Lの進行を指示する現示によって出発する場合も考えられますから、転てつ機234と237を1番線から神戸方へ進行する方向に転換させておかないと脱線する危険性があります。
そのため203Lに進行を指示する現示を出す時は転てつ機234と237を1番線から神戸方へ進行する方向に転換し、自由に転換できなくしておくと思われます。
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信号機の鎖錠欄には通常は信号機の内方の転てつ器だけが記載されますが、着発線の有効長内に転てつ器がある場合はこれも鎖錠する必要があるということが表現されていますね。
具体的には出発信号機203Lの場合は内方の転てつ器「○233 230」に加えて「237、234」も記載することとしましょう。

⑨同じく2015年4月25日のコメント
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列車の最後尾が233イTを抜けると233イTまで進路の予約を解除し、列車の最後尾が次の閉そく信号機を通過した時に残りの進路の予約を解除すると思われます。
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前述の進路鎖錠の話ですね。203Lの進路鎖錠欄に「(233ロT 233イT) (230イT)」を記載しましょう。

⑩2015年4月29日のコメント
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まずは修善寺方が単線ですので、上下どちらの列車を走らせるか決めます。
・両駅の間に列車がないことを確認します。
・三島田町駅で列車を受け取る設定をします。
・三島駅で列車を送り出す設定をします。これで三島→三島田町(下り)が決まります。
これで初めて三島駅下り出発信号機を扱うことが可能となります。
=========================
これは閉そくについての話ですね。
複線自動閉そくや通票閉そくなどの場合は連動装置と閉そく装置との間には直接の関係はないのですが、単線自動閉そくなどの場合は関係が出てきます。
とりあえず伊豆箱根鉄道線が単線自動閉そくであるとして話を進めましょう。
単線自動閉そくの場合は方向てこが設けられますので、上記はこの方向てこについての連鎖になります。
伊豆箱根鉄道線の三島田町駅信号扱所なるものを想定します。
三島駅信号扱所に設けられた、三島駅→三島田町駅の方向てこを5R、三島田町駅信号扱所に設けられた、三島駅→三島田町駅の方向てこを[1R]と仮定します。
[ ]はそのてこが三島田町駅の所属のてこであることを示します。
まず「両駅の間に列車がないことを確認する」とは、両駅の場内信号機間の軌道回路上に列車や車両が存在する場合は方向てこを取り扱えないようにしなければならないわけですから、方向てこの鎖錠欄に駅間の軌道回路を記載することになります。
具体的には方向てこ5Rの鎖錠欄には「2RT ・・・」(2RTから先の軌道回路は省略)が記載されることになります。
つまり2RT、・・・の軌道回路上に列車や車両が存在する場合は5Rを取り扱えない、ということを意味します。
次に「三島田町駅で列車を受け取る設定をし、三島駅で列車を送り出す設定をする」ということは、三島駅単独では方向てこを取り扱うことができず、三島駅で方向てこを取り扱うためにはまず三島田町駅で方向てこを取り扱うことが必要ということであり、さらに言えば、三島駅で方向てこを取り扱うと三島田町駅の方向てこは鎖錠される、ということです。
従って三島駅の方向てこ5Rの鎖錠欄には「[○1R]」と記載されます。
方向てこを取り扱うとようやく出発信号機が取り扱えるようになります。
つまり修善寺方への出発信号機4Rを取り扱うためには方向てこ5Rが取り扱われていることが条件になるわけで、4Rの鎖錠欄には「○5R」が記載されることとなります。

⑪同様に2015年4月29日のコメント
=========================
・237ロTから22Tに対して他の進路に使用することが予約されてないことを確認する。
・転てつ機237,236,22が自由に転換できる状態にあるか、列車の進行する方向に転換してあることを確認する。
・これらを確認してから転てつ機237,236,22を列車の進行する方向に転換する。
・転てつ機の転換が完了したら、237ロTから22Tの全ての軌道回路対してこの進路に使用することを予約する。そしてに転てつ機237,236,22を自由に転換できないようにする。
=========================
これらは4Rの『鎖錠』欄に記載される内容ですね。
具体的には「○237 ○236 ○22」と記載し、4Rを反位にすることにより237反位、236反位、22反位に鎖錠されることを表現します。
237と236は4Rの外方に位置していますが、これは本来101LD1Tと237ロTの境界に4Rが建植されるべきものであるためここに記載します。

⑫同様に2015年4月29日のコメント
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・出発信号機4Rの進行を指示する現示により修善寺方面の列車が出発し、列車の先頭が237ロTに入ります。
通常はこの時に出発信号機は停止に変化しますが、この時点では運転士から出発信号機4Rはまだ見えてます。
信号機が停止に変化したのが見えてしまうと列車を止めてしまいますから、この段階では出発信号機4Rは進行を指示する現示のままにしておきます。
・列車の先頭が237ハT,237イT,236ロT,236イTと進んでいきますが、運転士からはまだ出発信号機4Rが見えてますので、進行を指示する現示のままにしておきます。
=========================
これは閉路鎖錠の話ですね。
先ほど「4Rは本来101LD1Tと237ロTの境界に建植されるべきもの」と書きましたが、仮に4Rが本来の位置に建植されていれば4Rの信号制御又はてっさ鎖錠欄には「237ロT 237ハT 237イT 236ロT 236イT 22T 2RT」と記載することになります。
ところが実際には4Rは(ほぼ)236イTと22Tの境界に建植されていますので、この通りの信号制御を行いますと上記のコメントのような不都合が起きます。
よって、237ロT、237ハT、237イT、236ロT、236イTについては4Rの信号制御から除外しなければなりません。
但しただ単純に除外しただけですと、仮に236イTに車両が止まっていたとしても4Rは進行を指示する信号を現示できてしまいます。
(そんな場合はさすがに運転士さんが気づくとは思いますが・・・)
ですので、4Rの信号制御から除外した軌道回路237ロT、237ハT、237イT、236ロT、236イTを、4Rの鎖錠条件に加えます。
つまり237ロT、237ハT、237イT、236ロT、236イTに列車または車両がいる場合には、4Rを取り扱えないようにするわけです。これが閉路鎖錠ですね。
従って4Rの鎖錠欄には「237ロT 237ハT 237イT 236ロT 236イT」を記載し、信号制御又はてっさ鎖錠欄には「22T 2RT」を記載します。

⑬同様に2015年4月29日のコメント
=========================
・列車の最後尾が236イTを抜けると236イTまで進路の予約を解除します。
・列車の最後尾が22Tを抜けると残りのの軌道回路にかけてあった予約を解除する。
=========================
進路区分鎖錠ですね。
4Rの進路鎖錠欄に「(237ロT 237ハT 237イT 236ロT 236イT) (22T)」を記載します。

というわけで出来上がった連動図表が以下です。

2r

「こんなもん想像して作って、どうするの?」なんて声が聞こえてきそうですが、まあそこは単なる自己満足ということで・・・(汗)。

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コメント

追い打ちを掛けるようで恐縮ですが、駿豆線の信号・通信管理は大場の本社内でやっているようなので、多分、ここと三島駅に照査てこがあるような気がします。

bad.Ⅳh-95さん、手厳しい(笑)ご指摘ありがとうございます。要はCTCのようなものでしょうか。今時各駅での信号扱いなんてやっていないんでしょうね。

ご無沙汰しております~。
皆さん白熱していたのでROM専でしたが、連動図表完成したんですね。
三島駅の下り1番に列停が無いのは衝撃的でしたよ。

いつも拝見してます。
昔、どっかで読んだ本の知識です
連動で、お悩みのようですが、まず、CTCと連動機は切り離して考えましょう。
簡単にいうなら、駅には、その駅の連動操作盤が有ります。その盤面の右上だか左上に『集中』と『解放』を切り替えるテコがあるはずです。『解放』だと文字どおり駅で、全てのテコ(場内・出発・誘導・入換・照査・方向・ポイント[※1])が操作出来ます。『集中』にしておくと盤面のテコでは操作出来ず、いわゆるCTCセンターで操作されます。
ただ、いわゆるCTCセンターでどのテコまで操作出来るかは(場内・出発・誘導、のような主信号機テコはすべて操作可能、主信号機に対する照査テコは他社からルート構成の要求に対する返答ですから操作可能、入れ換えテコになると、コストとの天秤、入れ換えの照査テコはコストとの天秤、ポイントテコ(※1)は無い)。
※1、ポイントテコとは、ポイントを個別転換するテコです。LとCとRの位置が有り、普通はCの位置(信号機のテコにより操作される位置)にありますが、ポイントを掃除したりする際、LやRにするそうです(51イ、51ロ、とあっても1テコ『51』だけです)。むろん、連動図表の各閉鎖中は転換出来ません。

ヘッポコ出戻りモデラーさん、お久しぶりです。あそこはホントにナゾですね。
通りすがりの趣味人ですさん、おっしゃる通りで、この記事では駅扱いを前提にしています。と言いますか、CTCに関する知識がありませんので(汗)。

実際はCTCということのようでCTCについての議論の場となっていると感じました。

「通りすがりの趣味人です」さんのおっしゃるとおりCTCと連動機は切り離して考えた方が分かりやすいと思います。

連動機は各駅にあります。
信号機や転てつ機などの設備は各駅に設置されている連動機が連動操作盤の操作によって制御し、それらの設備の状態や列車等の位置を連動操作盤に表示します。

CTCは例えて言うならば、各駅の連動機に対してリモコン(電化製品のリモコンは無線だが、CTCは有線を使用している)で操作しているようなものです。
そしてその有線を使用して連動操作盤に表示される設備の状態や列車等の位置のコピーをCTCセンターに表示する。
CTC係員がその表示をもとに各駅の連動機をリモコンによって操作する。

「通りすがりの趣味人です」さんのコメントの補足のつもりで書き込みました。

CTC絡みの考察よりも、この事例の場合、「東海道線三島駅信号扱所」⇔「駿豆線三島駅信号扱所」間の連携がどうなっているかのほうが重要かと思います。

verdandiさん、CTCであろうがそうでなかろうが、連動の考え方は同じだと思います。
鬼神さん、多分照査てこのようなものがあるのでは、と思っていますが。

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