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2015年4月 5日 (日)

東京~上野間配線図 その3

前回の記事の続きです。1961年(昭和36年)3月です。

196103r

前回の1958年3月時点からほとんど変化はありません。

以下拡大版です。

1961031

1961032

1961033

1961034

1961035

続いて1967年(昭和42年)3月です。

196703r

・神田駅付近にシーサスが1組追加され、1区から3区までだった引上線が一つ増えて4区までになりました。
・配線図には1区410m、2区418m、3区337m、4区379mと記載されており、合計すると1544mになります。1961年(昭和36年)3月時点では1区418m、2区408m、3区340mで合計1166mですので400mくらい伸びた勘定になります。けれど東京駅下り第3出発信号機10Rの位置は変わっていませんので、ちょっとヘンです。東京駅上り第2場内信号機2Lとその中継信号機の間隔が150mくらいしかないところを見ると2区の418mがアヤシイ(もっと短い?)ような気がします。
・しかしながら東京駅上り第1場内信号機1Lが400mくらい上野寄りに移動しています。このあたり図が妙に間延びしているように見えますので、ひょっとしたら信号機だけではなく分岐器(161イ・ロ等)もいっしょに移動しているのかもしれません。そうであれば「2区418m」も間違いではないのかもしれませんね。
・上記1Lとほぼ同じ位置にあるはずの秋葉原駅下り場内信号機5が描かれていません。単なる書き忘れなのか、本当に廃止されたのか・・・。

以下拡大版です。

1967031

1967032

1967033

1967034

1967035
次回に続きます。

配線図はT.Mさんよりご提供いただきました。

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バックナンバーはこちらからどうぞ。

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コメント

 東京秋葉原間の引き上げ線朝晩の通勤ラッシュ時間帯に割り込む長距離夜行特急列車(俗に云うブルートレイン)や夜行急行列車及び一部の折り返し普通列車等この引き上げ線に逃がし東海道本線東京駅のホームを出来るだけ開け出来るだけ多数の列車の着発を執り行う為の必須アイテムでした 特に夜行の客車列車機廻しに此の引き上げ線を利用 ホーム滞留時間の短縮によるより多い列車の着発させねばならぬ首都圏ラッシュ時間帯の凄まじさいつになったら解決できるのでしょう

 東京駅引上線の増設は北方へ延長して4区を新設したのではありませんか? 
 引上区の有効長の僅かな変更は入信の余裕長を変更したためとも疑われます。また4区のみ必要最低限の有効長を確保したものとも推定できます。
 以上は感覚的な直感です。細かい位置を図化して検討すべきですが、それはシラフに戻ってから。

yyoshikawaさん、私が東京駅へブルトレの写真を撮りに行っていた頃(14・15番線が健在の頃)は普通にホームに停車したまま機回ししていました。まだ余裕があったんでしょうね。
C6217さん、4区の増設はおっしゃるとおり北方へ延長したものと思っています。これに伴って最終的には①東京駅第1場内信号機②東京駅第3出発信号機③単線/複線境界の渡り線の3つが北方へ移設されたと思われるのですが、各年の配線図を見ているとそれらが一気ではなく徐々に行われているように見えるところが何とも・・・。

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