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2014年12月21日 (日)

手動の転てつ器 その2

手動の転てつ器に関する話のその2です。

その1では転てつ転換機を使用する現場扱い転てつ器について書きましたが、今回はそれ以外の転換機を使用する現場扱い転てつ器についてです。

●錘付転換機
01r
・一戸駅です。

02r
・信楽駅です。

・通称「ダルマ」ってヤツですね(個人的には何で「ダルマ」なのかよくわからないのですが)。
・昔は側線同士の分岐器でよく見かけましたが、最近はめっきり減っているのではないでしょうか。
・構造と動作は下図の通りです。

R1

・錘の重量で先端軌条の密着を行うのみで、先端軌条を鎖錠する手段はありません。
・実際の転換操作の様子は、
https://www.youtube.com/watch?v=N-VVTIBO-AQ
の、6分44秒あたり(ちょっと苦しいか・・・)。

●ポイントリバーS型転換機
05sr
・扇町駅です。

06sr
・富士駅です。

・側線同士の分岐器では今はこれが主流のように思います。
・どうも背向から割出しても破損しないらしいんですが、その構造はよくわかりません。先端軌条間の妙なカタチの箱にしかけがありそうです。
・実際の転換操作の様子は、
https://www.youtube.com/watch?v=sKHoUIYLXjg
の、11分43秒、13分27秒あたりに。

●標識付転換機
03r
・一戸駅です。

04r
・会津坂下駅です。

・これも構造はよくわからないのですが、
https://www.youtube.com/watch?v=5txWQAqQLmU
の4分44秒、6分48秒、8分36秒あたりの転換操作の様子を見る限り、単純にレバーの回転運動を往復運動に変換して先端軌条を動かしているようです。
・従って先端軌条の鎖錠=操作するレバーの固定、のように思えます。
・また上の会津坂下駅の例のように、標識付き転換機の場合は連動機を組み込んで本線の転てつ器にも使用されていましたが、錘付転換機やポイントリバーS型転換機の場合にはそのような例を私は見たことがありません(物理的にはできないことはないと思うのですが)。

●その他
10r
・岡部駅です。名前を知りません(汗)。比較的最近になってできたものではないかと思うのですが。
・当然、構造や特徴も知りません。ゴメンナサイ。

11r1
・千種駅です。赤丸部です。
・本線の転てつ器にも使用されているようですね。

●オマケ
09r
・美濃赤坂駅です。発条転てつ器です。

08r
・下之郷駅です。
・手動で転換する場合は、標識付転換機と同じような操作を行うのかな、と想像しています。

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コメント

岡部駅と千種駅の転換機ですが、石本祐吉さんの

「写真と図解で楽しむ 線路観察学」(アグネ技術センター)

という本の120ページから山手貨物線・原宿の「電気鎖錠器付きハンドル式転轍転換機」という装置が紹介されており、それと外観が似ているような気がします。

内部構造の解説とともに、「てこ式」よりも、転換に時間はかかるが、力が軽くて済むのが第一の特徴であり、双動式の渡り線など「力のいる」場所に設置されている「てこ式」の転換機を置き換える目的で開発された装置らしい旨の記述があります。

多分、KASAさんのご指摘のとおりで間違いないはずです。
使っているところも現場で見てみたいですが。
S形リバーで先端軌条の間にある五角形のボックスも、KASAさんの紹介された書籍に解説があります。中にはバネとクランクが入っていて、きちんと転換された場合の密着を保証するとともに、反対から割り出した場合でも反対側に転換して密着させる、らしいです。

KASAさん、ご紹介いただいた本を速攻で購入しました(笑)。なかなか勉強になったのと同時に、私がブログで書いた内容と似通った部分があり、若干冷や汗モノでした。
それにしても転換に時間を要してでも力を軽減したいほど双動ってタイヘンなんですね。
bad.Ⅳh-95さん、なるほど、中間に死点をはさんだトグル機構のようなものなんですね。でも、「密着の確保」と「背向割出し時の破損防止」って、結局は矛盾のような気が・・・。

はじめまして。
岡部・千種のタイプの転てつ転換機を調べていてたどり着きました。
ハンドル式の転換機なのですね。紹介されている本、注文しました。
……ハンドル式というキーワードで手元の資料を見直したら、それらしきものの図記号がありました。
http://q.btwk.net/IMG_3041.jpg
その資料には各種転てつ転換機や転てつ機の説明があるのですが、ハンドル式転換機については図記号一覧に現れるのみでした。

>「密着の確保」と「背向割出し時の破損防止」って、結局は矛盾のような気が・・・。
外力に対する左右のトングレールの抵抗力を違えることで、それらを両立しています。
すなわち、基本レールに密着しているトングレールはしっかりと保持されている一方、開口しているトングレールに力がかかると容易に動く(ひとたび動き始めると密着側トングレールも解錠されて転換する)ようになっています。
(←車両が対向で通過するとき衝撃が加わるのは密着側、背向で割り出すとき押し広げられるのは開口側)

こんにちは。
上の方のコメントに有るように名称はそういうことです。

チカラの事に触れられていましたが、見て頂くと分かるように2動分岐器の手動転換に使用されますが、通常のリバー型では人間のチカラでは50kgレールでやっとこさです。50Nになると錆び具合にもよりますが2人でやっと、60kgレールになるとリバー式転換器では動かすことが出来ません。

なので60kg以上の2動手動は、この転換器が使用されています。高いですが50Nでも使用している鉄道事業者もいます。

Kimさん、はじめまして。
なるほど、開口側と密着側の先端軌条が独立して動くようになっているんですね。それで先端軌条間に怪しげな箱が設けられているわけですか。
ヘッポコ出戻りモデラーさん、2動の転てつ器の転換は想像以上に大変なんですね。今はそれほど多くを見かけませんが、今後はハンドル式が勢力を拡大していくのかも、ですね。

過去記事に何度もコメント失礼いたします。

ネット上でハンドル式転換機の図面を見られる資料を見つけましたので報告します。
こちらのPDFの15ページ(紙面のページ番号で14ページ)にあります。
http://www.shingo.or.jp/mwbhpwp/wp-content/uploads/d18156e56bee68c1a2642bf6f3fa36931.pdf
リンク元ページ: http://www.shingo.or.jp/

Kimさん、情報ありがとうございます。
それにしても「鉄道信号用転てつ付属機器の耐用寿命」とは面白い資料ですね。

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