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2014年6月 1日 (日)

蒲郡配線図

浜名湖を過ぎた東海道線は渥美半島の付け根を通るあたりでは海から離れますが、豊橋付近で東海道と別れて再び海岸沿いを進みます。蒲郡駅は海にほど近く、かつては臨港線も設けられていました。

まずは1960年(昭和35年)頃。

196000
・東海道線の典型的なパターンです。
・中央上方向に延びる「日通専」、図では1線のまま行き止まりになっていますが、下記の通り実際にはそれだけではないようです。
・名鉄線はこの時点では蒲郡線ですが、線路名は旧の「三河」のままですね。

続いて1969年(昭和44年)4月。

196904
・下り本線及び下り1番線の有効長が100m近く延伸されています。東京方で線路を付け替えたっぽいですね。
・臨港線が描かれています。線路は2本に分かれていますが、空中写真を見る限りではもう1本あった時期がありそうです。

・1947年(昭和22年)の空中写真。
http://mapps.gsi.go.jp/contentsImageDisplay.do?specificationId=1568291&isDetail=true
まさに上の配線図と同じ状況のようです。

・1961年(昭和36年)の空中写真。
http://mapps.gsi.go.jp/contentsImageDisplay.do?specificationId=269976&isDetail=true
掘り込み部分の入り口がふさがれて船が入れなくなってしまっています。代わりに右下方向に3本目の線路が設けられています。

・1977年(昭和52年)の空中写真。
http://mapps.gsi.go.jp/contentsImageDisplay.do?specificationId=293888&isDetail=true
掘り込みは埋め立てられてしまいました。3本目の線路も途中で途切れています。

・1988年(昭和63年)の空中写真。
http://mapps.gsi.go.jp/contentsImageDisplay.do?specificationId=688758&isDetail=true
線路はなくなり痕跡が残るだけになってしまいました。

・2008年(平成20年)の空中写真。
http://mapps.gsi.go.jp/contentsImageDisplay.do?specificationId=697923&isDetail=true
跡形もありません。

最後に1979年(昭和54年)4月。

197904
・ほとんど変化はありません。

この後2005年(平成17年)に高架化が行われたわけですが、高架化後の状況については次回の記事で・・・。

配線図はT.Mさん及びKASAさんよりご提供いただきました。

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バックナンバーはこちらからどうぞ。

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コメント

実は、「静岡県内」「愛知県内」で、
ほぼ同じ時期のダイヤ改正で「快速」が誕生。

その昔、
・誕生した=「新快速」は、
     「蒲郡~大垣 での運転」でした。
・その後、運転区間が「豊橋まで延長」され、
・その後、「浜松駅まで乗り入れ」 されました。
・その後、「運転区間の見直し」があり、
        「豊橋止(どまり)」が多くなり、
浜松まで行く「新快速」が減少し、今に至ります。

・「特別快速」は、
東海道線or武豊線の「遠近分離」 にて、
大府駅を通過する=特別快速 と
大府駅に停車する=区間快速 に、なっています。

・国鉄時代の「快速」は、
「豊橋~名古屋」では、
豊橋・蒲郡・岡崎・安城・刈谷・大府・熱田・名古屋

昔から、競争が激しい、
「名鉄蒲郡線 vs JR東海道本線」。

蒲郡~三河塩津   =JR
          vs
蒲郡~蒲郡競艇場前=名鉄 派、特に。


「JR で、
いまや、名古屋~豊橋 の区間 は、
「名古屋地区←→豊橋地区  では、
   往復で、安くいける」であり、
            
 vs
「蒲郡 は、
「名古屋~豊橋」往復割引の設定された区間
              &
「名古屋~岡崎」特定運賃の区間  に 
入らない ので、
      逆に→割高なイメージ」でもあり。


「名鉄蒲郡線の「吉良吉田駅」では、
 それぞれ終着駅であり、電車を乗り換える。
      =蒲郡線←「吉良吉田」→西尾線。

先日私鉄貨物で画像ネット検索していた折蒲郡日本通運なる画像を見付けました加藤の入れ替え機が数量の貨車を牽引線路脇には日通倉庫が写り込んでました

同じ画像ネットに蒲郡日通側線の全体像の画像も有りました

yyoshikawaさん
ご紹介ありがとうございます。
昔懐かしい風景ですね。

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