黒磯 1988/3/30 動画 その2
前回の記事から約半年後、1988年(昭和63年)3月30日に黒磯駅で撮影した動画です。
おおよその内容は以下の通りです。
1)黒磯駅の5番線です。進入してくるのは青森発奥羽本線経由上野行き1004列車あけぼの4号です。
2)停車すると牽引機の切り離し作業が始まり、ED75704は東京方に引き上げます。架線電源識別標識や進路電源識別標識が設けられているため信号機周辺は賑やかです。
3)ED75704が機回線を通って青森方の機留線に向かう頃、東京方からEF651025がやってきます。やっぱり青森方のパンタは下がっていますね。
4)操車担当さんの誘導で客車に連結されます。この10日ほど前、上海で日本の修学旅行生の乗った列車の衝突事故があり、その原因として機関車交換時のブレーキホースの接続ミス説が挙げられていました。その関係でしょうか、作業のチェックが入念に行われているような気がします。
5)1004列車が発車します。編成は24系12両ですが、電源車がいかにうるさいかがわかりますね。
6)続いては札幌発上野行き2列車北斗星2号です。青函トンネルの開通により半月ほど前に新設されたばかりの列車ですね。EF8187+24系11両で、こちらはEF81ですので黒磯駅5番線を颯爽と通過していきます。
相変わらず、
・画質悪
・ノイズ多
・手ブレ大
・構図悪
ですが、ご容赦ください。
http://www.youtube.com/watch?v=uNXSpE42t64
○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
バックナンバーはこちらからどうぞ。
« 黒磯 1987/8/3 動画 その1 | トップページ | 黒磯 1988/3/30 動画 その3 »
青函トンネル開業し、北斗星に客車車両を譲ってあけぼのは1往復減便し、2往復になったばかりの頃ですね。
ED75牽引も大阪からの寝台特急日本海が国鉄最後の改正で撤退したことに続き、寝台特急ゆうづるも客車車両を北斗星に譲って撤退。あけぼのだけになりました。
あけぼのは牽引機関車、後のルート変更もユニークでした。
初期の頃はEF71+ED78の重連牽引で板谷峠越え。
山形新幹線工事進捗によって、あけぼの1号、4号の1往復は上野から秋田間の"出羽"と同じ高崎線→羽越本線経由で"鳥海"に改称。3号、2号は陸羽東線経由で東北本線は従来通り。陸羽東線ではまた珍しくDE10が牽引。それから、個室寝台を組み込み、サービスアップをしました。
"鳥海"によって誕生した"出羽"が"鳥海"によって消滅すると、"鳥海"は高崎線もEF81に変更し、あけぼのは東北本線をEF81が牽引します。高崎線でのEF81では高崎線の機関士は「空転が多い」と16年悩まされました。
秋田新幹線開業により、あけぼのによって誕生した"鳥海"があけぼのによって消滅し、あけぼのが"鳥海"のルート、高崎線→羽越本線経由にルート変更します。
"鳥海"そしてあけぼので空転に悩まされた16年後、あけぼのは高崎線の牽引機関車がEF64に変更。最初は寝台特急北陸でいっぱいだったので0番台が牽引。北陸が消滅するとEF641000番台になりました。
投稿: siba | 2023年12月31日 (日) 03時49分
sibaさん、解説ありがとうございます。
個人的には『あけぼの』は「奥羽本線、しかも板谷峠を越える列車」なのですが、板谷峠は通らなくなり、やがては上越線経由に変わり果ててしまいました。ちょっと寂しかったです。
投稿: f54560zg | 2024年1月 3日 (水) 17時03分