宝積寺配線図
宝積寺駅の配線図については過去に1969年(昭和44年)3月のものを記事にしていますが、今回はこれも含めその前後のものをご紹介します。
まずは1958年(昭和33年)3月。
・まだ単線・非電化の時代ですが、信号機は色灯化されています。
・この1か月後には宇都宮までの電化が完成し、さらにその8か月後には宇都宮~宝積寺間、さらにその半年後には黒磯までの電化が完成します。すなわち約半年の間宝積寺駅は電化の終端駅だったわけですが、宝積寺駅までの電化を先行させた理由は何だったのでしょう。
続いて再掲になりますが1969年(昭和44年)3月。
・複線化によって大きく変わりました。
・烏山本線から青森方に出発するルートが設けられているのがちょっと不思議。下り旅客列車の待避用? でもその割には東北線の上り列車は烏山本線には進入できません。まさか烏山←→黒磯方面の折り返し?
・電留4~6番線も何なのでしょう?
続いて1972年(昭和47年)2月。
最後に1980年(昭和55年)3月。
・氏家駅同様線路表示式の入換標識の関係でしょうか、線路名称が「貨3」~「電留6」から「1~13番線」に変更されています。
・烏山本線から青森方へのルートは廃止されたようですね。
//////////以下2013年1月16日追記////////////
宝積寺駅の様子については1986年(昭和61年)4月20日撮影の写真を以前の記事でご紹介していますが、1987年(昭和62年)8月29日に撮影した動画がありましたので追加でご紹介しておきます。
但し写っているのは日本セメントの専用線や59-2改正で不要となって解体を待つ有蓋車群ぐらいです。動画といっても列車等の動くモノは写っていません。動画である意味はないかも(汗)。
http://www.youtube.com/watch?v=ebV5cd3pzo8
//////////以上2013年1月16日追記////////////
配線図はT.Mさんよりご提供いただきました。
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今年もよろしくお願いします。
電留4~6番線ですが、小山車両センター(発足時は小山電車区)が開業以前は、宇都宮運転所の車両留置収容力を補完する役割があったようです。手持ちの古い時刻表は昭和56年8月号なので、すでに東北本線の始発終着列車の設定はありませんでしたが、昭和40年代以前にはこの電留線で滞泊して、宝積寺始発の列車が設定されていたかと思います。これらの線群に出入りするためでしょうか、非電化の烏山線で引き上げできるように、場内信号近くまで架線が張られているようです。
投稿: コスモス | 2013年1月18日 (金) 15時03分
コスモスさん、こちらこそよろしくお願いします。
なるほど、電留4~6番線はそういう目的ですか。そういう目で見ると、1969年3月の配線図に描かれている入信35、36A、36Bはまさにそのためのように思えますね。情報ありがとうございます。
投稿: f54560zg | 2013年1月20日 (日) 22時07分