氏家配線図
また突拍子もない展開で申し訳ありませんが、今回は東北線の氏家駅です。
まずは1958年(昭和33年)3月。
・この時点では東海道線は全線電化・複線化が完成しているのですが、東北線の氏家駅ではこんな感じでした。単線、腕木信号機、もちろん非電化です。ちょっとあっけにとられるぐらい非近代的だったんですね。
・東北線の大宮~黒磯間の複線化は、宇都宮以南についてはおおむね1910年(明治43年)頃には完成しているのですが以北については1960年(昭和35年)頃の完成で、宇都宮を境に実に50年の隔たりがあります。
・もっともその1960年頃には電化も同時に行われ、一気に近代化が進みます。そういう点では近代化される直前の貴重な姿ですね。
続いて1972年(昭和47年)2月。
・前述の通り一気に変わりました。
・但し転てつ器はすべて現場扱いですね。
・下野煉瓦、前田製管といった専用線が読み取れます。
最後に1980年(昭和55年)3月。
・連動装置は進路選別式になり、主要な転てつ器は動力転てつ器になりました。
・入換標識は一般的な灯列式ではなく線路表示式です。線路名称が「上本」「中」といったものから「1番線」~「7番線」に変更されたのはこの関係なのかもしれません。
配線図はT.Mさんよりご提供いただきました。
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