快速「奥大井」「すまた」号
金谷配線図の記事でtercelさんから悩ましいコメントをいただいたわけですが、時刻表50-3を見ていてふと気付いたことがあります。
●8621M(千頭行き「奥大井」)
金谷駅には発時刻しか記載されていませんので時刻表からでは着時刻はわかりませんが、実際はtercelさんのダイヤの9:21:30なんでしょうね。
大井川鉄道のページにも8621Mは記載されていますが、発時刻なのか着時刻なのかは明示されていません。でも千頭方面行きですから多分発時刻だと思います。
というわけで東海道線のページにも大井川鉄道のページにも8621Mは9:25発と記載されています・・・9:25なんです!
ということは、ホーム(下本)から離れて入換を始めるのが9:25ってことですよね。ですので中1(もしくは中2、以下同様)への入換が終わって千頭方に出発するのはこれよりもっと後なのではないかと思うんです。もし中1からの発車が9:25だとすると、時刻表を見て「9:25なら何とかギリギリ間に合いそうだ」と思って息を切らせて9:23にホームに駆け込んだ初老の男性が目にしたのはホームのない中1でドアを固く閉ざした電車だった・・・ってことになってしまいますから。
tercelさんのダイヤの9:25発というのは、どちらかというと列車運転上の時刻というよりは旅客案内用の時刻を表現しているような気がするのですが。国鉄の旅客案内には関係のない中1から千頭方への実際の出発のスジは、ヨソの会社線の列車ですから国鉄のダイヤに描かれていなくても不思議ではないのかな、と思います。
●8623M(千頭行き「奥大井」)
東海道線のページ、大井川鉄道のページ(前掲)のいずれにも14:41と記載されています。8621Mと同様にこれは客扱いの終了時刻であって、中1から千頭方に出発するのはこれより後だと思われます。
下本到着はtercelさんのダイヤの14:39だと思います。
●8622M(静岡行き「奥大井」)
東海道線のページには17:19、大井川鉄道のページには17:16と記載されています。大井川鉄道のページの時刻は、千頭→金谷方向ですから着時刻でも不思議ではありません。
ということは、上本に17:16に到着し、方向を変えて17:19に発車、ということですね。tercelさんのダイヤとも一致します。
●9448M(千頭行き「すまた」)
東海道線のページ、大井川鉄道のページのいずれにも10:13と掲載されています。上本を離れて入換を始めるのが10:13で、中1から千頭方に出発するのはこれより後だと思われます。
着時刻はtercelさんのダイヤの10:11だと思います。
●9449M(浜松行き「すまた」)
東海道線のページには12:29、大井川鉄道のページには12:27と記載されています。8622Mと同様大井川鉄道のページの時刻はおそらく着時刻でしょうから、上本に12:27に到着し、入換を始めるのが12:29、中1からの出発はtercelさんのダイヤの12:43になるのだと思います。
ただ、この場合はtercelさんのダイヤの「12:29上本着」とは合いませんね。これだけが・・・(汗)。
というわけで、時刻表、tercelさんのダイヤとも、8621M・8623M・9448Mの金谷駅の発時刻はホームでの客扱いの終了時刻を表現しているのであって、千頭方に向けて実際に列車が発車する時刻を表しているわけではない、と思うんですよね。そして実際に発車するスジは会社線の列車のため国鉄のダイヤには載せない、ということではないかと(発車するのは国鉄の線路からなんですけれども)。
9449Mの場合は、時刻表上は客扱いの終了時刻を表示し、ダイヤ上では(これは国鉄線の列車ですから)実際の発時刻が記載されているんでしょうね。
8622Mの場合は客扱い終了時刻=実際の発車時刻ですから、それぞれその通りの時刻を記載しているんだと思います。
どうでしょう?
○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
バックナンバーはこちらからどうぞ。
« 金谷 2012/6/2 その2 | トップページ | 金谷 2012/7/21(ダブルスリップスイッチ その3) »
コメント
« 金谷 2012/6/2 その2 | トップページ | 金谷 2012/7/21(ダブルスリップスイッチ その3) »
ありがとうございます。さすがです!
たぶんその通りだと思います。だから、着発線符号もいらないわけですね。下本着の下本発(厳密には引上げ開始)ってことですね。
そういう意味では、大井川からも貨物も、国鉄の線路を使う割りに載ってないことも理解できます。
ちなみに、先日の中1、中3ですが。島田とのチョン行貨物も下りは中1着。上りは中3発になってます。
投稿: tercel | 2012年10月 4日 (木) 00時15分
当時の「金谷駅」の構造上、
「大井川本線に乗り入れする 電車 は、
東海道線の駅ホームでの 乗降」でしたよ。
・「静岡発」は、
金谷駅=下りホームでの乗降→
→いったん西に進み→牧之原トンネルへ→
→そこで、ポイント切り替え→中線へ→停止→
→さらに進み→大井川本線乗り入れ=ポイントへ→
→新金谷方面へ。
・「浜松発」は、金谷駅上りホーム=客扱い後→
→ポイントを 通り→大井川本線へ。
・千頭からの→「静岡行き」は、
→乗り入れポイント通過→
そのまま、金谷駅上りホームにて、客扱い後→
→東海道線を東へ。
・千頭からの「浜松行き」は、
→ポイント通過→中線に入り=いったん停止→
→牧之原トンネルへ→ポイント通過し→
→バックで、金谷駅ホームに入る=客扱い→
→菊川方向へ出発。
確か、まだ、駅舎の分離する前 でしたよね。
投稿: | 2014年7月19日 (土) 17時48分
上りホームから直接大井川線へは進出できないようですので、浜松発の場合は
金谷駅上りホーム=客扱い後→いったん東へ進み→バックで中線へ →ポイントを 通り→大井川本線へ。
になろうかと思います。
投稿: f54560zg | 2014年7月20日 (日) 21時22分
昔は、
浜松→金谷→千頭 は、
金谷駅での客扱い後、
そのままポイントをわたり、
大井川本線に入りましたよ。
それ、金谷駅から友人と2人で乗りましたので。
今でも、金谷駅に残る
上り電車からのポイントの位置 が、それですし。
今の駅上りホームとは、若干位置が違うので。
旧トンネルの場所が、当時の上りホームの位置。
当時、片乗り入れしていたのは4両編成。
投稿: | 2017年5月 9日 (火) 01時22分
名無しさん、情報ありがとうございます。
上り本線から千頭方への出発信号機が設備された記録が見当たらないのですが、何か特殊な取扱いが行われていたのかもしれませんね。
投稿: f54560zg | 2017年5月10日 (水) 21時23分
大鉄線の金谷-新金谷は(当時も今も)スタフ閉そくなので、関係する転てつ器さえ鎖錠できれば、手信号で出発させられるのでは、と思ったり。
直接は関係ないですが、国鉄からの乗り入れがあるときは、スタフを新金谷から人が運んできたんでしょうかねぇ?
投稿: 名無し | 2017年5月11日 (木) 18時07分
名無しさん、金谷-新金谷は)スタフ閉そくですか、ちょっとびっくりですね。何で票券閉そくではないの?って感じです。続行で運転する場合は陸送しかないですよね?
投稿: f54560zg | 2017年5月14日 (日) 21時07分
「ダイヤ」以上 に、
→
「東海道線のホーム=2番線 から伸びていて、
すぐ、その先で切れている
「連絡線」そのもの が、それ 」ですけど。
2番線のホームから見て、
→
「連絡線」=そこ から、逆にたどり、
東海道線への線路の配置 を見る と、
国鉄~大井川本線の
4両編成の電車の乗り入れ方法 が、
わかりますよ。
「大井川本線に、乗り入れ」ですが、
→
「2番線から&2番線へ」は
国鉄のホームに到達する には早い のですが、
構造上、
「3番線から&3番線へ」は、
国鉄のホームに到達するには 時間がかかる
のです。
「この
手間が生じること で、
国鉄からの乗り入れ は、
しなくなった」とも言われています。
ちなみに、
千頭行き は、
「静岡からは、3番ホームで客扱い→転線」で、
千頭発 は、
「浜松 へは、転線後に→3番ホームで客扱い」。
=
両方とも、「3番ホーム で、客扱い」していますよ。
「現在も、
大井川本線の一部の駅 で、
通し で 遠くの駅までのきっぷが購入できる
のは、
この
「国鉄から 車両が乗り入れしていた名残」」とも。
投稿: | 2018年10月16日 (火) 13時50分
その昔、
金谷駅にも
2番線←→3番線 には、
縦の方向=ホームの間 に
荷物を載せられる線路
=トラバーサーみたいなもの があり、
→
「過日の構内配線変更」の前後 に、
取り外された=廃止された 記憶がありますけど。
投稿: | 2018年10月16日 (火) 14時18分
名無しさん
複雑な運転を行ってまでも直通列車を運転するほど需要があったのですね。
>トラバーサーみたいなもの
渡線車のことですね、きっと。
投稿: f54560zg | 2018年10月20日 (土) 19時15分
別の方のブログ に、
写真 で、
「金谷駅の中線 、乗り入れ快速+係員さん」
&
「金谷駅ホーム 、80系の11両編成 」ありますよ。
写真= その駅の当時=の実際 ですから、
見るほうがよい ですよ。
投稿: | 2019年1月 1日 (火) 13時00分
名無しさん
ご紹介ありがとうございます。拝見しました。
投稿: f54560zg | 2019年1月 3日 (木) 22時51分
>管理人さん
2019年5月現在、
「普通電車 の
駅停車時間 が短くなっております。」なので、
「次はOO駅です」の車内アナウンス の時点で、
自分の降りる駅の体制 を して いないと、
実際、降りられない可能性、ありますよ。
JR金谷駅=下車 の場合、
下りは「中線が現れるあたり」 で、
上りは「牧の原トンネルを出る前に」で、
降りる準備、していなければ。
浜松~興津=通し運転 では、
電車の加速+ブレーキは向上 しており、
平均の速度も、高い ですし。
普通電車の速度 が高ければ、
高頻度運転が、さらにできます。
投稿: | 2019年5月30日 (木) 18時59分
>管理人さん。
どなたかの「ツイッター」に ある ように、
→
2019年、11月26日/12月3日、
「東側DSS撤去→片分岐の」で。
投稿: | 2019年12月 5日 (木) 12時38分
>管理人さん
どなたか の「ツイッター」記事・写真に、
「JR金谷駅 中線 2019年12月8日」が、あり。
とうとう、
「国鉄→大井川本線 で、
国鉄電車が乗り入れた時代 が、
過去のもの」に、なってしいました。
投稿: | 2019年12月11日 (水) 08時36分
>管理人さん。
過日の「金谷駅の 構内配線 の変更」で、
「西側DSS撤去 で、側線に車止め+その先=撤去」
→
「中線の両側に、ポールが配置され、区分 された」
→
「東側DSS=撤去で、片分岐 化された」で。
今後にも→
さらに、「金谷駅=スリム化、されていく」事 で。
投稿: | 2020年1月23日 (木) 11時27分
>管理人さん
「youtube」で、
どなたか の
「2020年1月12日に公開済み
東海道本線 浜松駅→静岡駅」映像 で、
金谷駅の構内、ありますよ。
-------------------------------------
過日の「東側DSS撤去 &渡り線=切断」なので、
既に 「乗り入れ 不可能」。
投稿: | 2020年1月26日 (日) 12時14分
>管理人さん。
JR金谷駅(御中)」の、
「中線 = 限られた列車での運転停車」であり、
2020年3月現在、
金谷駅乗車 の方々、ほぼ関心ない ですよ。
&
大井川本線側からも、JR線の構内、見えますが、
大井川本線乗車のお客さん側 も
JR線の中線 には、ほぼ関心ない ですね。
因みに、「2020年4月1日-6月30日 は、
「静岡ディスティネーション アフターキャンペーン期間」だそう。
投稿: | 2020年3月28日 (土) 20時49分
>管理人さん
電車のダイヤ と実際、
「快速「奥大井」の「静岡発→千頭行」は、
金谷3番ホーム=客扱い→発車し→トンネル内停車→
→逆向きにて→
→トンネル内から→トンネル=ポイント→中線で停止→
→ポイントが切り替わり→大井川線へ→千頭着」
------------------------------------
快速「すまた」の「千頭発→浜松行き」は、
大井川線から→金谷駅ポイント→中線→下り線→
→トンネル内で逆向き→ホームへ→3番ホーム=客扱い→
→駅発車→トンネル進入し→菊川方面→浜松着」
------------------------------------
千頭発→静岡行き=金谷駅は2番ホーム発で、
浜松発→千頭行き=金谷駅は2番ホーム着発。
--------------------------------
「国鉄車両の片乗り入れ→1番ホーム=未使用」。
投稿: | 2020年4月13日 (月) 15時58分
かつての快速すまたS54/4〜5ゴールデンウィーク大垣の159系4連が入りました1両湘南他修学旅行色159系借入カメラを持たす残念でした!
投稿: | 2020年10月 6日 (火) 07時54分
かつての快速すまたS54/4〜5ゴールデンウィーク大垣の159系4連が入りました1両湘南他修学旅行色159系借入カメラを持たす残念でした!
投稿: | 2020年10月 6日 (火) 07時54分
快速すまた使用返却後159系最後の垣〜品こまどりにまた秋岡崎〜京都京都こまどり(小学生集約)も最後話しを戻しすまたはシス80.113.カキ159系が利用者無い…奥大井もがらがらでした
投稿: | 2020年10月 7日 (水) 07時43分
金谷の中線かつてEF18が貨物の受け渡しに利用また国鉄車両の回送乗り入れに珍しいのはナコ座旧81系団体による(おおいがわ)号がありこれも帰り便EF58が行ったり来たりで転線時間かかりました!
投稿: | 2020年10月 7日 (水) 07時49分
>管理人さん
過日、DSS廃止 で、車止めされた線路 は、
もともと、大鉄に乗り入れ では使用 せず。
-------
下り=3番ホームで客扱い後、トンネルへ。
トンネルから、転線し、中線で待機。
→
そこ=中線から、動いて、
2番ホームの東のポイントから、大井川線へ。
----
上り=2番ホームで客扱いの後、
ポイントから、渡り線で、大井川線へ。
中線で、先に、機関車が待機し、
新金谷から来る大井川本線の機関車 と、
中線で、荷物の受け渡し。
=
「側線、ほとんど使用していなかった」な、記憶も。
なので、
2018年以降で、
切り替えで「中線残し、ポイントの簡素化」でも、
その時の駅員さんに聞いたらば、
「作業は、別の方がするで、知らない」でしたし。
投稿: | 2020年10月15日 (木) 16時19分
>管理人さん
「中線と本線が切断された」 2020年現在、
「懐かしい」でなく、「復活、既に なし」で。
投稿: | 2020年12月 6日 (日) 13時47分