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2012年10月 6日 (土)

金谷 2012/7/21(ダブルスリップスイッチ その3)

以前こちらの記事でご紹介した、2002年(平成14年)5月26日撮影の小山駅のコレ。

20020526a741

転てつ器を3台しか使っていないと思われるダブルスリップです。

気になって2012年(平成24年)2月19日に改めて見に行ったわけですが、結果見事に撤去されてしまっていて大ショック。その時の記事はこちら

そのうちにそんなことはすっかり忘れてしまっていたわけですが、2012年6月2日の金谷駅の訪問後、家に帰ってから下の写真を見て愕然としました。転てつ器が3台しかないダブルスリップ! 金谷駅にダブルスリップがあることは事前に知っていたのに、何でこの時気づかなかったの?

02p10506031_2

というわけで、7月21日に再度金谷駅を訪問するハメになりました。

金谷駅にはダブルスリップが2つあり、いずれもホームの脇に設置されています。すぐそばで観察できるところがありがたいですね。

まずは神戸方のダブルスリップ。

11p1060075
・間違いなくてっさの転換用に設けられた転てつ器は1台だけです。
・ただこちらの方向からでは細かいところがよく見えないですね。この部分には下りホームがありませんのでこの方向からしか眺めることができません。

続いて東京方のダブルスリップ。

12p1060084
・こちらはバッチリですね。どちらのホームからでも見ることができます。

14p1060091

20p10600921
・前述のこちらの記事で名無し信通区さんより以下のコメントをいただきました。

「転てつ機3台のタイプの真ん中の転てつ機は、転換させるロッド1本で照査するロッドが2本の特殊な転てつ機を使います。高い電気転てつ機の数を減らせるので考えられたみたいですが、調整がとても大変で転換不能の原因になるので、転てつ機4台のタイプにどんどん変えられてきています」

確かに転換させるロッド(動作かん)が1本と照査するロッド(鎖錠かん)が2本あります。

ちなみに普通の転てつ器(同じダブルスリップの東京方の先端軌条部分)の場合は、

21p1060094
の通りで、動作かん、鎖錠かんともに1本づつです。

23p1060079
・2つのてっさ部を連結する部分はこんな感じ。直角クランクが2個使用されています。この部分だけに関して言えば、

24p197808152
と同じようですね(1978年(昭和53年)8月15日長野駅)。

個人的には転てつ器3台使用のダブルスリップを見つけてかなり興奮してしまったわけですが、実際はどうなんでしょう。私が知らないだけで、ひょっとしたら結構あちこちで見ることができるのかも知れませんが(汗)。

ついでに、富士川駅記事でヒデヨシさんからいただいたコメント。

「最近の新しい分岐機のレール間にある赤と緑のものはなにかを表示しているものと思われますがなんなのでしょう?」

コレのことですよね。

31p1060088

32p1060089

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個人的にはレスの通り、

「・転てつ器の転換によって回転する。
・先端軌条の開通方向が緑になっている。
ですので、単に先端軌条の開通方向を表示しているのではないかと思っているのですが・・・。」

上の写真を見る限り、この状態から転てつ器を転換すると4枚羽根が上から見て反時計方向に90度回転するのではないかと思うのですが・・・、すみません、結局のところよくわかりませんです(汗)。

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コメント

>最近の新しい分岐機のレール間にある赤と緑のもの

これは、私の知る限り、JR東海管内の駅でしか見た事がありません。JR西日本管内の駅では、いくら目を凝らして見ても見つかりませんでした。

 東海管内だけ、というのも何かありそうですが、夜、前照灯に照らされて居るのを見ると、先端軌条の開通方向を示している、というのが納得できます。

はじめまして。

これは、夜間に線路封鎖して保線工事を行う場合に、軌道を走る工事用機械のために、分岐器の開通方向を示すものです。
おっしゃるようにJR東海にしかありません。以前、鉄道施設協会誌で、これの改良の話が出ていました。

欧州型鉄道模型メーカーのラインナップには必ずダブルスリップが上がっていますが、大抵、、裏にラックを仕込んだりして、マシン1台で転換しちゃいますが。
とはいえ、固定轍叉だし、直線とカーブの2択、に割り切ってますし…。

例えば、
ttp://feldbahn.de/index.php/Fotos_und_Videos:Signale_DB
ttp://www.sh1.org/eisenbahn/snwn.htm
に進路表示器がでています。

すみもとさん、東でも見かけないような。
yokeさん、そうですか、夜間の工事ようの標識なわけですね。ありがとうございます。誰がこれを見るのかがずっと気になっていました。
bad.Ⅳh-95さん、うわ、またマニアックなサイトのご紹介ありがとうございます。

はじめまして。ROM専門の鉄分過多症ですが・・
こ進路表示器なるもの、確かに東海エリアでよく見ましたが。このブログの1992高槻の写真や草津、京都の写真にも色の面積が少し大きいですが同様のものが幾つか写っている様ですが・・。
西エリアにも所々あるんやなぁと思ったのを思い出しての投稿です。

京都洛西人さん、初めまして。
おおっ、確かにありますね。すみもとさんがいくら目を凝らしても見つからなかったということは、今ではもうなくなっちゃったのでしょうか、それとも・・・。

件のモノですが、近年、私が転轍機をいくら見ても京都府下、滋賀県下、及び北陸線、東海道・山陽線、加古川線では確認できていません。なくなってしまったのでしょうか・・・。

失礼致しました。上記書き込みはすみもとでございます。

 先日13日に京都のヨ○バシの帰りに京都駅をウロウロしましたが、8番線(奈良線、このブログの1992京都当時では13番線)から電留線に至る分岐器(現7番線(同11番線)出発信号機の直ぐ横)に残っています。
 また下り方5番線(同9番線)の内外を分ける分岐器の横のホームの小さな切り欠きの所に(その分岐器のものかは分かりませんが)投げ捨てられてい(るように見え)ます。
 なので、かつては西エリア(含、国鉄時代)にもあったんでしょうが、いまは使われず撤去も面倒でたまたま残っているものと思われます。
 ()だらけで読みにくいですがすみません。

京都洛西人さま
京都駅は私も地元でございます。地元だけに気づいていなかったと思いますので、ちょっとついでに見てみます。

京都洛西人さん、情報ありがとうございます。
ひょっとして東エリアでも実はあったりして・・・。

>管理人さん。

過日=ツイッター に、写真つきで=どなたか の
「2018年12月3~8日 に
西側DSS 撤去され、側線 短く」が、あり。
+
「西側DSS=撤去 で、
 東側DSS=そのまま か。」もあり。


現在、
中線も、「貨物列車=架線&レールの錆落とし」で
島田方面から→中線→駅構内→牧之原トンネル
                      なので、
貨物列車の運転時 必要がない部分 は、
さらにスリム化、ありえますし。

2019年1月20日現在、
「JR 金谷駅  きっぷうりば  閉鎖時間あり」

「きっぷうりば 閉鎖時間帯=カーテン閉まる」 は、
「自動券売機+自動改札機のみ 稼動」の時間。

名無しさん
さらなるスリム化、あるかもしれませんね。

2019年6月22日に、「トーマス=新金谷~千頭」で、
「団体列車が
横浜発→金谷着/金谷発→横浜着」

「団体列車が、
名古屋発→金谷着/帰りは掛川から新幹線」

いずれも「JR金谷駅=降りる  or乗るのみ」で、
団体のお客さんは、
JR金谷駅到着→乗換え→大井川線へ」で、
「金谷~新金谷=普通での、相乗り」で。
「新金谷では、トーマス待ち。」
「新金谷→トーマス乗車→千頭=トーマスフェア」
千頭=トーマス乗車→新金谷」で、
新金谷→金谷=普通で、金谷に。

横浜からの方は、回送で金谷に来る ので、
金谷から乗車→横浜へ。
名古屋からの方は、金谷から→掛川へ。

すでに「トーマス乗車」は、
各地から、旅行会社商品 で、出ています。

なので、「JR金谷駅=乗り換えする駅」で、機能。

>管理人さん

「金谷駅=乗換駅で の、
人の乗り降り のスリム化」です。

「団体列車は、時刻の関係上、
JR金谷駅にそのまま置けない ので、
団体客の降車後→どちらも、回送」されます。

そのため、「トーマス=新金谷発着」なので、
大井川線の 金谷駅←→新金谷駅 では、
「1駅間、相乗り」に なります。


「団体列車 の到着 で、
団体のお客さん は、
着いたホームから→そのまま乗り換え口 なので
JR金谷駅の構内配線 は、ほぼ見ない」ですよ。

名無しさん
SL列車が金谷駅まで来てくれないのが残念ですね。

>管理人さん

どなたかの「ツイッター」には、

「11月26日=DSS撤去」と、
「12月3日=片分岐の」が、あり。


「上下ホーム間 の、真ん中=中線 の線路 も、
JRさんの手にかかれば、
   実際、いとも簡単に外せる 」で。

>管理人さん。

先日、「JR東海(御中)」の
「2020年以降 で、
「駅集中旅客サービス で の、
西岡崎・三河安城(=在来線)・
東刈谷・野田新町・逢妻 の 駅の無人化」が、
発表 が、ありました から、

その後に、
静岡支社でも、「その後」も、ある のでは?

>管理人さん

どなたか の「ツイッター」写真と記事 に、

「JR金谷駅、中線 2019年年12月8日」あり。

名無しさん
情報ありがとうございます。探してみます。

>管理人さん

「Youtube」に
どなたか の、
「2020年1月12日に公開済み
東海道本線前面展望 浜松駅→静岡駅」があり。

その中には「牧之原トンネル内→金谷駅の構内」、
あります。

(「上り線」映像 で、
「中線~上り線に繋がっていた部分=切断」が、
                     あります。)

>管理人さん

2020年4月現在、普通電車=車内放送 も
「停車時間が 短くなっております」が あります。


過日、「金谷駅=構内 に、
  自動販売機、設置され、稼動しています」で。


名無しさん
情報ありがとうございます。

転轍機の開通方向表示器は九州でも設置されていますが、場所が場所だけにすぐ見づらくなるので、決定的な構造・材質がないのが実情のようです。回転式やスライド式など様々なタイプが設置されています。
保守用車が分岐器に対向(トング側)で進入する場合は問題ないのですが、背向で転轍機が開通していないとトングレールや転轍機を破損するので、手前での一旦停止が不可欠です。豪雨などレールの向きが判別しにくいケースもあって、開通方向表示器はその補助のためなので、汚れを取るなどのメンテも必要ですね。

>管理人さん

金谷駅は、
既に、
2箇所のDSSは、別々の時期に、取り外され、
中線から分岐 、車止め+側線の 上=架線なし。

+
「金谷駅は、1日4回=きっぷうりば閉鎖」あります。
なので、
将来的 に、
JR東海(御中)が、
「名古屋地区で導入の「駅集中旅客サービス」を、
今後に、静岡支社でも導入したい。」の時には、
真っ先に「金谷駅」「六合駅」が、
「きっぷうりばの 現状 を鑑み」での、
導入をされる「可能性」 も、迫ってきていますよ。

>管理人さん

JR金谷駅 は、2020年現在、
毎月、何度か利用します が、

2番ホームから乗車時 で、
レールは輝いています が、
「中線」は、使用の頻度が低い模様。

3番ホームで下車時、見ました が、
「側線」は、ほぼ 使用頻度は、皆無であり
其の上部には、既に架線は、なし。

「データイム=日中の 乗降客が少ない」で、
2021年3月のダイヤ改正 で、
島田~金谷~菊川~~掛川 の間、
運転頻度、特に データイム で、動き ありそうで。

>管理人さん

2022年10月現在、

JR金谷駅は、

中線=貨物列車が、さび落とし に入る 位 で、

普通電車=相対式ホームだけ で、成立 します。


JR金谷駅も
「鉄道利用 も、
「ホーム・線路に電車列車が入る」の時代から、

「相対式のホーム間 を、使う人 が動く」に
切り替わって、数十年が経過」しています。

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