豊橋の列車発着
東海道線のローカル列車は豊橋駅を境に運転系統が分離されており、上下とも大半の列車が豊橋駅で折り返しを行っています。
このため豊橋駅ではちょっと変わった現象が見られます。
時刻表とJR東海の各駅の時刻表だけを頼りに作成したのが下の図です。
豊橋駅の各番線の10:00~16:00の間の使用状況の推定です。
かなり想像が多く含まれていますが、でも50%ぐらいはあっているかも(汗)。
当然、貨物列車や回送列車等は含まれていません。
・上が東京方、下が神戸方です。従って左上から右下に向かうのが下り列車、左下から右上に向かうのが上り列車です。
・前述の通り、直通列車はほとんどありません。この範囲ではわずかに2往復だけですね。
・東京方と神戸方とではローカル列車の運転本数に結構差があります。東京方は神戸方の半分くらいでしょうか。
ここで改めて豊橋駅の概略の配線を。
・見ての通り、下り列車は下り本線(7番線)・下り1番線(8番線)、上り列車は上り本線(6番線)・上り1番線(5番線)・上り2番線(4番線)にのみ進入が可能です。
・ですので、豊橋折り返しの列車が発車する場合は、下りは上り本線・上り1番線・上り2番線から、上りは下り本線・下り1番線からの発車となります。
・こういった配線上の特徴に加えてほとんどの列車が豊橋折り返しであるため、結果として下りホームから出発する下りローカル列車、上りホームから出発する上りローカル列車がほとんどない、という変わった状況が発生しているわけです。
・先の各番線の使用状況の図を見ると、東京方の折り返しに対しては下り1番線、神戸方の折り返しに対しては上り1番線が主に使用されているようで、特に上り1番線は密度が高いように見えますね。
極端な表現をすれば、ローカル列車に限っては豊橋駅は
のような配線の駅になっているわけです。
乗り継ぎ客はほとんどの場合跨線橋を渡って隣のホームに移動しなければならず、ちょっと不便。
東京方も神戸方も同時発着ができないのも寂しい気がします。
豊橋駅の本線関係の配線は、40年以上の間全く手が加えられていない昔ながらの配線のままです。このあたりで何かしらの改良を期待したいですね。
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10:00-16:00の間の貨物列車は、
<下り>
1073列車 11:45
2053列車 12:09
951列車 15:40
1097列車 15:26
<上り>
5052列車 11:11
950列車 12:30
5060列車 14:39
くらいですね。しかし、遅延に対する頑健性からか、極力本線を開けようという意図が見て取れますね。
折り返し主体であれば、現状の浜松駅のような、本線外側で、副本線や引き上げ線を内側に抱える配線がよさそうな気もしますが、 既存駅舎や周辺交通の構造から、高架化などはまず考えにくいですし、せいぜい、方渡りを両渡りにするくらいでしょうか。しかし、本線がど真ん中に走っている構造と貨物も走るという事情から、対面乗り継ぎの壁は大きいですし、事実上の、東海本部と静岡支社の境界のような感じなので、直通列車もあまり期待できないですし…。
なんて書いていたら、もしかして、名古屋方と浜松方でそれぞれ完全に分離して、構内ダイヤ他ダイヤを作ってるのかもとか思えてきました。
投稿: わく | 2011年12月 1日 (木) 15時29分
豊橋での系統分離が避けられないのであれば、ぜひ対面乗り継ぎは実現してほしいですね。そのために本線を移設してでも。
投稿: f54560zg | 2011年12月 7日 (水) 20時19分
豊橋駅が新しく橋上駅ができたのは平成何年頃でしょうかとのことです、
投稿: 巽孝一郎 | 2011年12月22日 (木) 19時37分
巽孝一郎さん、wikipediaによれば平成8年9月16日供用開始のようですね。
投稿: f54560zg | 2011年12月31日 (土) 19時52分
豊橋駅でのいなり寿司は昔ですと60円で発売をしていましたがさて今でしたらいなり寿司のお値段はいくらで発売をしていますかとのことですが、
投稿: 巽孝一郎 | 2012年1月10日 (火) 19時01分
巽孝一郎さん、バラエティに富んだコメントありがとうございます。時刻表2011年3月号では480円ですね。ちなみに1972年4月号では150円、1978年10月号・1987年8月号には掲載なし、1997年3月号では440円ですね。
投稿: f54560zg | 2012年1月10日 (火) 23時02分