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2011年10月 6日 (木)

東海道線各駅の配線の特徴 その3

前回及び前々回の記事で、1960年(昭和35年)頃の用宗~天竜川間、西小坂井~熱田間、彦根~守山間の各駅の配線図を掲げましたが、今回は規模の大きい駅の配線図を掲げます(一部は過去の記事からの再掲になりますが)。

・静岡

196000

・浜松

196000_2

・豊橋

196000_5

・名古屋

196000_7

・岐阜

196000_9
・大垣

196000_10

・別格の名古屋を除けば、他の各駅の配線の基本部分がそろいもそろって

2

のパターンであることは以前にも書いた通りです。

さらに特徴的なことがもう一つ。やはり名古屋は除きますが、それ以外の駅ではほとんどホームで東海道線の列車の折り返しができないんです。
・大垣の中線では折り返しが可能ですが、これは垂井線や美濃赤坂線の短編成の列車に限られると思いますので除外。
・豊橋の二俣線ホームでも折り返しが可能ですが、東海道線の列車が二俣線ホームに発着することはないであろうと勝手に考えてこれも除外。
・唯一可能なのは豊橋の上り1・2番線での上り→下りの折り返しです。
これ以外は静岡も浜松も大垣もできないんです。これはちょっと意外。

1960年といえば80系電車は全車出そろい、153系電車も運転を開始していた頃です。
当時の時刻表がありませんので正確にはわかりませんが、当然静岡行きや浜松行き、豊橋行きといった電車列車は数多く設定されていたものと思われます。

にもかかわらずこれら各駅においてはホームでの折り返しができない設備になっていますので、終着列車は入換でいったん引き上げた後に始発電車として改めて反対方面行きのホームに据付けるという面倒な作業が行われていたはずです。

もっとも、いったん引き上げてから反対方面のホームに据付ける方式のほうが、乗客にとっては乗り継ぎも楽ですし、また下りホーム・上りホームが固定されるため誤乗防止にも役立つメリットがあります。従って一概にどちらが良いとは言えませんが、現実にはホームで折り返す方式のほうが圧倒的に多いと思われます。

少し話が逸れますが、1960年当時静岡~米原間で東海道線列車のホームでの折り返しが可能だった駅は上記の名古屋と豊橋(上り→下りのみ)以外では、

・島田(下り→上りのみ可能)

196000_11

・新居町(下り→上りのみ可能)

196000_13

の2駅だけです。
当然ですが、「何で島田と新居町なの?」って思ってしまいますね。

1960年当時は静岡、浜松、豊橋、岐阜そして大垣ではホームでの折り返しがほとんどできなかったわけですが、後年渡り線や信号機の増設を行ってこれらの駅ではほとんど折り返しが可能になりました。
流れとしては引き上げ方式からホーム折り返し方式に変わっていったことになるわけですが、前述の通り乗客の利便を考えるとちょっと引っかかるところはありますね。

配線図はT.Mさんよりご提供いただきました。

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コメント

昔、浜松のそばの磐田に住んでいました。

上りも下りも浜松止まりがたくさんありました。
二つのホームは上り、下りと決まっていなく、浜松止まりで豊橋行きに乗り換えるのは別のホームに行くこともしばしばでした。豊橋駅も同じでした。


島田は多分、大井川を挟んで人の流れが変わる地点だからじゃないかと思いますが、浜松電化当時から富士~島田間の区間運転が設定されてましたね。非電化時代はどうでしょうか。
新居町は、今になると浜名湖競艇がらみのような気もしますし。
調べて分かる話でもなさそうだし。

sinarさん、コメントありがとうございます。
私も直接見たわけではないのですが(汗)、1960年頃の配線図を見る限り、下り列車は3・4番線にしか入れず、3・4番線からしか発車できません。同様に上り列車は1・2番線にしか入れず、1・2番線からしか発車できません。従ってこの時点では下りホームと上りホームは分離されていたものと思われます。
但し、1967年の時点では3・4番線から上り列車が出発できるように改修されたようですので、少なくともこの時点以降は2本のホームの使われ方はゴチャゴチャになってたものと思われます。
名無しさん、確かに臨時列車への対応の可能性は高いような気がします。

はじめまして。
1981年4月から1984年3月まで通学で浜松ー新居町を使っていた浜松在住の者です。
通学使用時に2番目の方のコメントの通り、浜名湖競艇開催時に新居町始発の臨時列車が上下とも出ているのを見ました。
上り臨時列車は、浜松方面から回送されて下1に入線後そのまま折り返していました。
下りの折り返し列車は豊橋方面から回送されて上1に入線、上り定期列を一本やり過ごします。
その後豊橋方の下本に転換してさらに折り返して下本に入線。
また折り返して豊橋方面に発車していきました。

下1の折り返しですが、毎年7月第一土曜日開催の「弁天島花火大会」でも使用されていた(いる?)可能性もあります。
「弁天島花火大会」の件について自分は一切見聞きしていないので推測でしかありません。
長文失礼しました。

maaさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
新居町駅も含めて、東海道線って意外な駅(あくまで私個人の感覚ですが)で始発・終着列車が設定されているんですね。

昭和30~40年代の夏季には浜松-新居町間に海水浴臨があり、新居町1番に入り折り返していました。
駅前から国鉄バスの新居弁天行きに接続していましたね。
定期の名古屋行とか乗ると2番に入り跨線橋を渡らなくてはいけないので選んで臨時に乗っていました。

wankoさん、なるほど、そういう手があったのですね(笑)。

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