向日町配線図
まずは1950年(昭和25年)4月。
・東京方・神戸方とも複々線ですが、東京方は客貨別の複々線で、立体交差を経て線路別になります。茨木と同じですね。
・貨物線側には架線がはられていないところも同じです。
・注目は6番線。東京方への出発ができるんです。旅客線、貨物線のどちらにも。
・6番線から貨物線東京方に進出する場合は、3つの渡り線をクネクネ渡って旅客線を大胆に横切ることになります。
・その3つの渡り線のうち2つ目までは架線も張られているようですので、6番から電車が東京方に進出することも可能です。
・どんな列車が6番線から東京方へ出発していたのか、ナゾですね。
続いて1960年(昭和35年)頃。
・貨物線の東京方に渡り線と安全側線が設けられました。
・6番線から東京方への出発は可能なままですが、進路は1つだけになりました。多分貨物線だと思います。
・6番線からの上り出発列車は渡り線での大横断をやめ、立体交差でまたぐ形で新設の安全側線部分の渡り線まで下り貨物線を逆走するものと思われます。
・6番線から東京方への出発はナゾのままです。
続いて1966年(昭和41年)3月。
・向日町運転所が開設され、その東着発線が向日町駅に接続するようになりました。
・また下り側の貨物側線も増強されています。
・6番線は下り線用となり、その隣に上り専用の7番線が設けられました。
・向日町運転所の東1~5番線からは出発信号機20R~16Rで7番線に進出します。
・7番線から東京方への信号機10Rは「第2出発」です。
・また向日町運転所の東2~5番線へは5・6番線からの進入となりますが、5番線の場合は「第2場内信号機」(12LM)、6番線の場合は「第3場内信号機」(11LM)と、ちょっとややこしい名前の付け方になっています。
続いて1971年(昭和46年)9月。
・京都~向日町間が5線化されました。
・東京方の乗り越し橋、今までは2線をまたいでいたものが4線をまたぐようになったのですが、これは最初から4線をまたぐ想定で設けられていたのでしょうか、それとも5線化の際に改築されたのでしょうか。
続いて1986年(昭和61年)4月。
最後に1992年(平成4年)1月。
向日町駅は時刻表で見れば一中間駅ですが、向日町運転所の入出区、梅小路駅への貨物列車の出入りなど、列車運転上は大変興味深い駅ですね。
配線図はT.Mさんよりご提供いただきました。
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