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2010年12月14日 (火)

熊谷貨物ターミナル配線図

1979年(昭和54年)開業の、私にとっては「かなり新しい駅」です。

配線図は1984年(昭和59年)3月と1993年(平成5年)の2つがありますが、ほとんど同一ですので一挙に掲げます。

198403r
1984年3月です。

199303r
1993年3月です。

個人的によくわからないのが配線図右端の、籠原方に通じている線路のうちの高崎線以外の線路。1984年では2本描かれていますが、1993年では1本が車止めになっている線路です。

熊谷貨物ターミナルが開業する以前、籠原駅には2つの専用線が接続していました。

Photo
日本鋼管と秩父セメントです。
秩父セメントの専用線は三ヶ尻の秩父セメント熊谷工場を経て秩父鉄道の武川駅までつながっていました。

これが熊谷貨物ターミナルの開業により以下のように変わりました。

Photo_2
秩父セメントの専用線は籠原駅に至る直前で今までとは逆方向に向かって熊谷貨物ターミナルに至るようになり、同時に秩父鉄道の三ヶ尻線という本線に昇格して、それまで熊谷駅経由で接続していた貨物列車は三ヶ尻線経由で熊谷貨物ターミナルに接続するようになりました。

問題なのはもう一つの日本鋼管の専用線です。

停車場変遷大辞典によれば、籠原駅の貨物取り扱いは熊谷貨物ターミナル開業と同時に廃止されているのですが、Wikipediaによると1983年頃まで専用線発着の貨物列車が運転されていたらしいのです。貨物取り扱いが廃止された駅から貨車が発送されるというのはどういうこと?

・さらにWikipediaには、日本鋼管の専用線は「1979年(昭和54年)10月に熊谷貨物ターミナル駅が開業して同駅からの接続になった」との記載もある。
・熊谷貨物ターミナルの配線図には「日鋼1、2」の線路名称が記載されている。
といったことから想像するに、日本鋼管の専用線は熊谷貨物ターミナル開業と同時に籠原駅の脇を素通りして(ひょっとしたら籠原駅構内で分岐器で接続されていたかもしれませんが)、高崎線と並走する形で熊谷貨物ターミナルまで延長された、ということでしょうか。

そう考えると1984年の配線図の右端、籠原方に通じている4本の線路は、上から順に秩父鉄道三ヶ尻線、日本鋼管専用線、高崎線下り、高崎線上りということになり、1993年には日本鋼管の専用線が廃止になって車止めになった、ということになります。

そうであれば熊谷貨物ターミナル~籠原間は、短期間ではありましたが、西浜松~高塚間と同様に本線2線+側線1線の3線区間だったということですね。

配線図はT.Mさんよりご提供いただきました。

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コメント

日本鋼管の専用線ですが、国鉄貨物局発行の「専用線一覧表 昭和58年3月」(ネコパブリッシング発行のトワイライトゾーンマニュアル6の巻末資料として復刻されている。)によれば、熊谷貨物ターミナル接続の専用線として掲載されていますね。

その資料によると、総延長キロは7.7キロで、「専用鉄道」となっています。そして、その一覧表を見る限り、籠原駅接続の専用線はありません。

また、有名な(笑)昭和58年発行の小学館の本の配線図を見ると、怪しげな(笑)点線が、籠原駅を「素通り」しています。籠原駅の側線が省略されていないとすれば、f54560zg さんご想像の通りなのではと思います。

すいません追加です。他年度版と比較して書かないとあまり意味がないことに気がつきまして・・・。

前コメントの専用線一覧表の昭和50年4月1日版(トワイライトゾーンマニュアルⅡの巻末資料。)では、日本鋼管の専用線は、籠原駅接続の専用線となっていて、総延長キロが5.8キロとなっています。またこの一覧表に熊谷貨物ターミナルの記載はありません。

失礼しました。

はじめまして。
いつも興味深く拝見しております。
日本鋼管ライトスチール専用線について、です。

籠原駅貨物扱い廃止後、日本鋼管ライトスチール専用線は籠原駅をすり抜けて熊谷貨(タ)につながっていました。線路図の車止めの線が専用線の「最後の姿」です。
4本あるうちの線路は確かに上から「三ヶ尻線」「鋼管専用線」「高崎線下り」「高崎線上り」です。

具体的には、日本鋼管側から籠原駅構内に入ると、駅一番南側の元の「専用6番」を通り、熊谷寄りの「新寄居踏切」あたりから元の「秩父セメント専用線」を若干走り、「寺前踏切」付近からは高崎線の元の「上り入換線」を通ります。
鋼管側は特段の線路の変更は無いのですが、熊谷寄りは若干変更し入換線と接続しました。

そして、入換線終端の約50m手前に分岐器があって、右側に分岐し、また、若干左にカーブし、入換線の延長線上(入換線は車止で終端となる)を貨物ターミナル駅に入っていきました。

ところで、入換線末端附近から貨物ターミナルへの線路ですが、これは、籠原駅貨物扱い廃止後に敷設されたものではありません。
この線路は、昭和40年代の終わりころには、貨物ターミナル駅建設の工事用の線路として存在していました。

籠原駅より、トラなどの無蓋車が工事用のモーターカー(保線工事よく使われたアレです)に牽引されていました。
広い構内に一面にバラストを敷き、熊手状に線路が広がっていまし。その線路上にはトラに混じって黄帯(「ロ」車)の「リム300」も多数ありました。

今でも分岐器跡附近の第2仲橋用水橋梁(約2m)には桁が残っています。

ところで籠原駅構内ですが、当時駅の南側は2つの専用線の貨車留置線で専用線1~3は秩父セメント、4~6が日本鋼管ライトスチールで使っていたような記憶があります。
2つの専用線の一部で当然未電化です。ただし、駅構内の線路の保守は国鉄で行っていたようで、駅のはずれに「保守分界標」の木の杭が立っていました。(ということは線路は国鉄?)

最南端の6番(後の日本鋼管ライトスチール専用線の籠原駅通過線)は、トラやトキ25000が留置していました。
つい最近まで、籠原駅最南端に線路が一部残置していました。

貨物ターミナル開業後の専用線の情況ですが、トキ21100の長編成は稀で、トラ数両をけん引したDLが
1日1本ほど走っていたように思います。

なお、秩父セメント専用線ですが、籠原駅接続時は、かなり珍しい(と、思う)踏切がりました。
籠原駅の熊谷寄りに「新寄居踏切」がありますが、この踏切は国鉄には警報機と遮断機がありますが、秩父セメント専用線には警報機も遮断機もありませんでした。

すなわち、警報機と遮断機が秩父セメント線用線と国鉄の線路の間にあったのです。国鉄部分は第1種、専用線部分は第4種といったところでしょうか。

当然国鉄の列車が近付くと警報機が鳴り遮断機が下りるのですが、その下りた遮断機の手前に2本の線路があるという「珍百景」になっていました。

では、秩父セメント専用線の貨物列車が近付くとどうなるのか。
列車が近付いても警報機は鳴りません。列車は踏切の手前でいったん停止し、入れ換え作業員の到着を待ち、手動で警報機を鳴らし、安全確認がされたのち列車は踏切を通過します。
遮断機より手前を列車が走るという、おかしな景色でした。

地元の人は百も承知で、秩父セメントの貨物が近付いても、警報機が鳴っていなければ踏切を渡って行きました。

以上が、当時の大体の様子です。記憶によるものなので思い違いもあるかもしれませんが、日本鋼管専用ライトスチール専用線のことは雑誌等でもあまり紹介されていないのでお知らせした次第です。

KASAさん、2325レさん、貴重な情報ありがとうございます。機会があったら現地に行ってみたいと思います。

日本鋼管の記述を発見しましたので、つい割り込みをしてしまいました。
これまた広島県のこととなって申し訳ありませんが、広島県東部、岡山県境に福山市がありますが、以前ちょっと一休みでも触れましたが、ここに日本鋼管福山製鉄所があります。
東福山から専用の引き込み線があり、トンネルがみえます。
2、3年前地図で見たところ、敷地内に側線群が見てとれました。
今もありますでしょうか?
航空写真をお願いしたいのですが・・・・・・。
いつも突然で申し訳ありません。

話が逸れてしまいますが、福山の日本鋼管専用線について補足です。
昨年も今年も山陽線を乗った際には専用線は健在でした。
日本鋼管側の事は分かりませんが、福山側には場内信号機らしきものあり、レールも完全には錆びていない事から貨車が走っているらしき事が想像できます。
残念ながら駅構内には日本鋼管に関連する貨車は見られませんでしたが・・・。

TOさん、今もあるようですね。
当然かもしれませんが、昔のような活気はなさそうですが・・・。

国土情報ウェブマッピングシステムでは、
・昭和49年
http://w3land.mlit.go.jp/Air/photo400/74/ccg-74-6/c2b/ccg-74-6_c2b_29.jpg
貨車が結構ぎっしりいます。
これの下のほう
http://w3land.mlit.go.jp/Air/photo400/74/ccg-74-6/c3b/ccg-74-6_c3b_12.jpg
なんかすごいですね。要塞です。

・昭和56年
http://w3land.mlit.go.jp/Air/photo400/81/ccg-81-2/c8/ccg-81-2_c8_64.jpg
貨車が減りましたね。
下のほうは、
http://w3land.mlit.go.jp/Air/photo400/81/ccg-81-2/c9/ccg-81-2_c9_65.jpg
やっぱりスゴイ。

・Yahoo地図
http://map.yahoo.co.jp/pl?type=scroll&lat=34.483406824976804&lon=133.4384146734494&z=19&mode=aero&pointer=on&datum=wgs&fa=ks&home=on&hlat=34.538778573661&hlon=133.33362076724&layout=&ei=utf-8&p=
何か止まっているのは確認できますね。

こんにちは。福山のJFEスチール製鉄所(旧NKK)ですが、JFEウェストテクノロジー株式会社が鉄道の運行、管理業務を行っているみたいですね。ウェブサイトによれば、いまは工場内で完結する構内鉄道としての役割と、東福山駅貨物ヤードに接続する専用線を利用したレール出荷の役割があるようです。現役の専用線は貴重な存在になりつつあるのですね。

専用線も貴重ですし、構内鉄道というのも貴重ですね。北九州の八幡あたりの製鉄所の構内鉄道も昔はすごかったようですね。

なるほど、勉強になります。

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