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2010年8月18日 (水)

笹島配線図

東京では汐留・隅田川、大阪では梅田、名古屋では笹島ですね。
名古屋貨物ターミナルが設けられたため廃止されてしまいましたが、今でも着発線関係は残っています。実態からは笹島信号場というのがふさわしいように思いますが、正式には名古屋駅の構内扱いらしいです。

まずは1931年(昭和6年)10月。※
193110
・名古屋駅は高架化・移転前ですが、笹島駅については基本的にはこの状態から大きな変化はなかったのではないかと思います。
・ノコギリ型の貨物ホームが珍しいですね。

続いて1965年(昭和40年)2月頃。

196502
・方向が逆転しています。
・全体としては、関西線を軸に稲沢線、西名古屋港線が分岐する形態で、これに名古屋工場の入出場線、貨物扱い設備(左上部ですが省略されています)が加わります。
・さらに言うならば、やはり省略されていますが、関西線の下側には名古屋第一機関区、名古屋客貨車区がありますので、このあたり一帯はかなり線路が集中しています。
・関西線は笹島までは複線で、この先は単線になります。
・本線は関西線上下線のほか、1、2、6、8番線の計6線ですが、6番線は稲沢方への出発専用、8番線は稲沢方からの到着専用です。
・西名古屋港方で、遠方信号機の先から「名工場烏森側線」というのが分岐しているのですが、この転てつ器の鎖錠が興味津々ですね。転てつ器標識の記号がちょっと変わっているのですが、これの意味が分かりません・・・。

続いて1975年(昭和50年)1月。

197501
・またまた方向が逆転しています。
・まず目を引くのが図の左端。いったん単線に収束したのち関西線と西名古屋港線が分岐する形態になっているのですが、ちょっとあやしいような気がします。
・本線関係は、関西線上下線のほか3~7番線の7線が本線です。

続いて1983年(昭和58年)4月。

198304
・名古屋貨物ターミナルが開業しており、その関係で西名古屋港線は複線化されています。関西線は笹島まで複線でその先が単線ですが、稲沢線~西名古屋港線は逆に笹島までが単線でその先が複線ということになりますね。

続いて1990年(平成2年)8月。

199008
・笹島駅はすでに廃止されてしまっています。
・貨物積卸部分の線路が描かれていませんのであまり変わったようには見えませんが、図の左上部に微妙な変化が見られます。

続いて1992年(平成4年)1月。

199201
・大きな変化はありません。

続いて2000年(平成12年)3月。

200003
・また方向が逆転しましたが、大きな変化はありません。

最後に2006年(平成18年)4月。

200604
・あおなみ線が開業し、稲沢線方が複線になりました。関西線よりもこちらのほうがメインのようですね。

以上なのですが、1965年以降の配線図には不思議なことに笹島駅の貨物積卸部分の配線がまったく記載されていません。
以前の記事に掲載した名古屋客貨車区の配線図にその部分が記載されていますので改めて。
ただし非常に見難いです、ゴメンナサイ。

197912
・ノコギリ刃のような貨物ホームは健在ですが、1931年当時とはノコギリの刃の数がちょっと違うようなので、同じものかどうかは微妙です。
・細かいところは判読不能ですので、全体的な雰囲気だけ感じて下さい(汗)。

配線図は一部を除きT.Mさん及びSYさん(※印)よりご提供いただきました。

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コメント

扇町以来しばらくです。笹島貨物駅は国有鉄道100年史の施設編で1950年代の綺麗な配線図がでており、これによると港湾局の横浜港や神戸港のように配線展開から面脱するかのごとき真直角に貨車用転車台をいくつもつけて平行線路が走っており戦前規格の港駅の様相を程していてその施設の広大さからかねてより魅力を感じておりましたが、分割民営化後線路がはがされ、その配線施設跡がはっきりと新幹線から眺められてましたが、笹島駅基盤整備の大きな看板とともにいつしか跡さえ判別できなくなり、わさ゜わざJR東海の支社内のJR貨物の支店へ出向き、S50年代の貨物駅配線図を頂きにあがったことがありました。名古屋駅の高架化後、機関区の大移転とともに貨物駅も拡張発展していたことについてもう少し資料を検証してほしいと思いました。

MTさん(MT54さん?)、お久しぶりです。
汐留や梅田に比べ、どうも笹島は資料を目にする機会が少ないような気がします。
なかなかご期待に副えず申し訳ありません。

管理人さんの疑問。
笹島駅の所属は関西線ではなく東海道線の所属扱いになっていますので運賃計算は名古屋駅の扱いになります。名古屋駅の高架化の工事で移転ですので笹島駅は書類上は名古屋駅構内です。これに関連して日清製粉名古屋工場も移転しているので国鉄名古屋工場の横にあります。

つるたまさん、笹島駅は名古屋駅高架化に伴う客分離が実施された時点で独立した駅に「昇格」しているようです。営業キロはおっしゃる通り名古屋駅と同一ですが。その後貨物営業が廃止された時点で元の名古屋駅の構内の一部に戻ったわけですね。

今月発売中のRM誌に戦前の笹島貨物駅の様子を写した写真が掲載されています。
記事の主旨は笹島貨物駅ではなく車両達がクローズアップされ貨物ホーム上屋とホームの端部しか窺い知れませんが、貴重なシーンなのではないでしょうか。
その写真の近隣に、名古屋機関区の二連庫が存在していたのかと、こちらの配線図とともに機関区好きならではの想像を巡らせてしまいます。
いつものことながら、貴重な配線図を掲載していだだいている f54560zgさんのblogに感謝です。

E10さん、車両がメインの写真の背後等にわずかに写りこんだ線路からその駅の雰囲気を感じるのが私は大好きです(汗)。

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