名古屋車両区配線図
「名古屋車両区」というより「名古屋第一機関区」「名古屋客貨車区」のほうがピンと来ます。
いずれも過去記事にしていますが(名古屋第一機関区、名古屋客貨車区)、その後T.Mさんからご提供いただいたものを改めてご紹介します。
まずは1965年(昭和40年)2月頃。
・組織としては客貨車区と第一機関区があるのですが、それぞれの厳密な範囲はよくわかりません。特に客貨車区。尾久などと同様、検修庫周辺だけが客貨車区で、留置線群は名古屋駅の所属ではないかと思います。
・第一機関区の検修庫の脇には蒸気機関車用の設備があったんですね。
続いて1983年(昭和58年)4月。
・向野陸橋の脇に米野総合庁舎というのができて、客貨車区や機関区はこちらに引っ越ししたようです。
・蒸機関係の設備は撤去されてしまいました。
最後に2006年(平成18年)4月。
・客貨車区周辺がちょっと寂しくなりました。
・転車台の脇には「EL庫」というのが設けられています。
ところでちょっと不思議に思っていることをひとつ。本来は笹島の記事で書くべきだったんですが、あおなみ線の開業に伴う稲沢線の名古屋~笹島間の複線化についてです。
稲沢線は笹島の名古屋寄りで入出区線を跨いでいるのですが、この乗越橋、複線化時に単線橋→複線橋に架け替えられたのでしょうか?
昭和50年の国土交通省の空中写真を見ると、この時点ですでに複線橋のように見えるものですから、乗越橋としては当初から複線橋として設けられ、それを長い間単線分だけ使用していたのかな、とも思ってしまいます。
このあたりの経緯をご存知の方いらっしゃいましたら教えてください。
配線図はT.Mさんよりご提供いただきました。
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いつも興味深く拝見させて頂いております。
過去記事への遅いコメント、非常に申し訳ございません。
当方10年ほど前まで三重県在住でして、近鉄やJRで名古屋へ行く際に稲沢線の乗越橋を下から眺めておりました。当方の記憶にあるのは90年代からですが、非電化単線の時代からこの橋梁は複線橋で、しかも複線架線柱まで設置されておりました。
拾い物ですが以下の動画の一番最後に映っています。
http://youtu.be/HPnSgbcM2yE
あと、90年代の情報ですが黄金橋の真下にあるEL庫はユーロ釜のEF65がよく昼寝していたと記憶しています。
長文駄文失礼致しました。
投稿: ace22000 | 2012年1月11日 (水) 22時31分
ace22000さん、コメントありがとうございます。やっぱりあおなみ線開業以前から複線橋だったんですね。
稲沢線の乗越橋がいつ完成したものかわかりませんが、複線橋として建設されながらおよそ50年くらいの間ずっと単線橋として使用されてきたのでしょうか。ひょっとしたら南方貨物線との関連で複線橋に架け替えられたのかも?
投稿: f54560zg | 2012年1月15日 (日) 00時21分