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2010年7月22日 (木)

青森付近の列車運転ルート 1977 その1

青森、青森操車場、青森運転所の配線図を見ていると、列車が運転されるルートがなんだかよく理解できないんです。いろいろ複雑そうなんです。
そこで何回かに分けて、1977年(昭和52年)時点と2000年(平成12年)時点での運転ルートを少し細かく調べてみたいと思います。

なお、ルートはあくまで推定でして、信号機名称なども勝手につけていますことをご了承下さい。

まずは1977年から。

●東北線下り旅客列車
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まず、青森操車場の場内信号機901LGで東北下り線に進みます。

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続いて第1出発111Lでクロスを渡って東北下り線に進み、第2出発信号機110LQを過ぎると単線の東北旅客線に進みます。

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続いて青森駅の場内信号機13LJ・M・N・O・P・Qが現れます。J・M・N・O・P・Qはそれぞれ津軽本線・奥羽下り本線・奥羽上り本線・中線・東北下り本線・東北上り本線に対応していますので、つまりホームのある線路にはすべて進入できます。

●東北線上り旅客列車

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津軽本線・奥羽下り本線・奥羽上り本線・中線・東北下り本線・東北上り本線のそれぞれの出発信号機17R~22Rに従って進出します。
6線が1線に収束した後に現れる信号機103Rは青森操車場の第1場内信号機です。

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第1場内信号機103Rを過ぎてようやく上下本線が分離されると第2場内信号機104Rが現れます。

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やがて出発信号機902Rを過ぎると貨物線と合流し、ようやく青森地区から脱出です。

●東北線下り貨物列車
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場内信号機で901Lで、青森操車場で分解される貨物列車はA・Bすなわち東北下り2番線・東北下り本線に進入するものと思われます。
北海道に直行する列車は旅客列車同様Gに進みます。

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第1出発111Lを過ぎ、第2出発110LMで旅客線と別れ、東北下り貨物線に進みます。

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続いて現れる青森駅の場内信号機14Lの進路はSB2、SF2、SH2の3つ。

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それぞれ上り2番線、上り6番線、上り8番線に対応します。ここに到着後船に積み込まれるのでしょうね。

●東北線上り貨物列車
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船から降ろされた貨車が貨物列車として出発できるのは上り1番線、上り5番線、上り7番線の3線。それぞれ出発信号機303R~301Rが対応します。
出発信号機を過ぎるとすぐに青森操車場の場内信号機102Rが現れます。

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場内信号機102Rを過ぎて旅客線と合流し、さらに第1出発104Rを過ぎたところで東北上り2番線・東北上り本線(信号機はそれぞれ106R、105R)とも合流します。

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第2出発信号機902Rで青森操車場から進出します。
また東北下り2番線・東北下り本線(信号機はそれぞれ903R、904R)からも東京方に進出できるようになっています。

・よくわからないこと その1
青森操車場で組成された東北線上り貨物列車は、東京方の東北下り2番線/東北下り本線か、青森方の東北上り2番線/東北上り本線のどちらから出発するのでしょうか。
たいした根拠ではないのですが、奥羽線の到着線・出発線の位置からすると下り仕訳線群は東北線方面、上り仕訳線群は奥羽線・北海道方面のような気がするんです。そうだとすれば東北下り2番線/東北下り本線から出発のような気がするのですが、そうなると東北上り2番線/東北上り本線の役割がよくわからないような。

・よくわからないこと その2
今回の記事ではまだ説明できていませんが、上記の東北上り2番線/東北上り本線には奥羽線方面からの進入が可能です。すなわち、奥羽線→東北線という方向へは列車の直通が可能なんです。しかしながら、東北線→奥羽線方向へは列車の直通ができません。何で非対称なんでしょうか。

配線図はT.Mさんよりご提供いただきました。

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コメント

  寝苦しくて、体内の電解質と水分は汗として多量に排泄され、殆ど一夜で日干しになった脳が、丁寧な解説をみて、反応的に全血液から水分と糖分をかき集めてきたような感じです。
 先ずは謝意を呈します。
 手元の資料では奥羽線に関し「S49.10.1福島ー秋田-青森間、津軽新城-東青森間及び貨物支線<福島-青森間の経路を明示、津軽新城-新青森間で荷物輸送開始>」とあり、仰せの運転経路があり得たんだと思っております。逆方向は両数が整えば青森駅で折り返し、そうでなければ青森駅で授受を行ったのかもしれません。
 『盛岡工事局』から引いた1968年頃の改良図では、主部において南西方から奥羽下り到着/下りヤード/機回し・貨車区関連/奥羽上り出発線/奥羽上りヤード・東北上りヤード/東1・2並びに上り仕訳19番/東北上下本線となっており、東京方にある950分岐は見当たりません。後年のダイヤ図(昼間のみ)を見れば、青森操車場~東青森駅間の単機回送・一駅区間貨物列車用に設置され使われ始めたのだと思えます。
 下り仕訳については頻回にはなりますが、1船当たりの分だけ西通路を通じ送れば良く、逆方向は青森駅方からは東1・2・上り仕訳19番(これらには特別に区間名称が付されているようで)に小運転線を介して、過去の慣用からしても送られたのでしょう。ただその先が不明で、特に東北上り仕訳線を扼する北入1番が仕訳線以外に繋がっていないことが、言うなら自身の疑問です。はてな、です。肝心の東北上り仕分線へ出入りできるのは北東側の北通路か、南東方の下入換え・上り入換え線だけです。自身はここで座礁の憂き目に遭っております。
 ついで「線路別表示灯」とは一体どのような機能があるのでしょうか。
 朝早くにすみません、これからまた体内からナトリウムや水分が抜け始めていきます・・・。

SYさん、東京方の950号分岐器が後年設置されたものであるということは、東北上り出発線は青森方の東北上本・上2ってことですね、きっと。(私の予想、大ハズレですね(汗))。このあたり、私ももう少し調べたいと思います(KASAさんからも指摘が来そうですし・・・)。
抜けたナトリウムや水分は必ず補充して下さいね。

SYさん、すみません、線路別表示灯について。
具体的には、たとえば青森操の上仕19・東1・東2の青森方の156L-K~158-LKや、青森運転所の到1~3の青森方の103LK~105LKなどですね。本来であれば各線ごとに設置する入換標識を、節約のために入換標識1つと各線ごとの線路別表示灯に置き換えたものです。したがって、たとえば上記の上仕19から青森方に引き上げる場合は、入標156~158Lの線路開通表示と、線路別表示灯156L-Kの点灯の両方の確認が必要になります。

f54560zg 様 指摘だなんて恐縮です;;;。

次の本の147ページに青森操の仕訳線の使用方が記されていました。時代は昭和50年10月現在です。

「鉄道による貨物輸送の変遷-操車場配線回顧-」

太田幸夫著 富士コンテム 2010年4月発行

下り仕訳線

1 北海道行 2 青森南側 3 青森北側
4~9 北海道 6 北海道 地急列車指定急送品
10 中継車 検査 11 函館 
12 危険品 かつ大 13 中継車 

14 奥羽線行中継 15 仕立車
16 東北線行中継 17 青森行中継、東青森

上り仕訳線

1 仮組成 2 秋田行 3 富山
4 地急列車指定急送品 5 弘前以遠、川部解放
6 新潟、富山以遠
7 吹田以遠
8~9 大宮以遠 10~11 長町以遠
12 盛岡以遠 13 地急列車指定急送品
14 八戸、地急補助線 15 八戸以遠
16 三沢 17 新小岩以遠 18 ワフ、その他
19 組成線

となっていました。

 “KASA”さん、衷心より感謝申し上げます。
 まず仕訳線の使用方は手に入らない資料で、図を改めて見直した次第です。入ってくる貨物列車は下りで、反対方向へと出発する貨物列車は全て上りという青森操車場の特異さがまずあり、南東方に引上げるという歴史的な慣用が寄り添っています。
恥ずかしながら、自身の疑問から、図はないものだろうか、と同操車場には目を鈍いながら光らせた次第です。
 ○学館の粗略な図から自身は出発し、貨物の東北上本・2線に入れるには奥羽連絡線まで引出す他ないと正直思っておりました(当然市街地の踏切は遮断され)、本線がこの様なのか?
 東1・2番がかたや機回しとして描かれた図に接し身故、今回有効長が明確に描かれた北入1や上り仕訳19を見て、動線としては効率上疑問が残るものの、得心がいきました。20年余の疑点が消え失せましょう。
 ひとえに“ f54560zg”さんや、資料を提供されて下さる“T.M”さん、ならびに“KASA”さんのご教示のお陰だと、思っております。ありがとうございました。

KASAさん、貴重な情報ありがとうございます。
また、私はまだSYさんほどの領域には達しておりませんが、「青森操の不思議」には興味がありますので、また後日そのあたりの整理をしてみたいと思います。

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