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2010年1月19日 (火)

扇町配線図

東海道線の貨物ルートというテーマからは外れるのですが、せっかく浜川崎まで来ましたのでちょっと寄り道して鶴見線の各駅を。

まずは扇町駅。1961年7月です。

196103

196103_2

旅客営業上は浜川崎~昭和~扇町と続きますが、運転取扱い上は浜川崎の次は扇町のようです。
貨物線の場合は昭和駅ホーム脇、6K404Mの2つの信号機が浜川崎第一場内と扇町場内ですので、駅間なしでこれより右が扇町構内、左が浜川崎構内ということになるのでしょうか。
電車線の場合は6K331Mの3Lが扇町第一場内のようですので、これより右が扇町構内、左が構外ということになるのかと思います。
昭和駅の扇町方で電車線と貨物線が一旦1線に収束していますが、これは両者が入れ替わる実質的なクロスですね。
扇町駅は電車用の1線のほか貨物用に3本の本線があり、その他側線・専用線が山のようにあります。「石炭積込線」とか「雑貨積込線」などという線名も見ることができます。
この時点では一般の車扱貨物を取り扱っていましたので、旅客ホームと並んだ貨物ホームはこのためではないかと思われます。
これらの側線や専用線を、いったいどんな機関車が行き来していたのでしょうか。

続いて1986年3月。

198603

昭和電工関係の専用線が全滅してしまったのと川崎発電区あたりが変わっているようです。
1975年3月4日をもって専用線貨物のみの取り扱いとなったため、貨物ホームも撤去されたようです。
それら以外は大きな変化はなさそうですが、記載されている専用線すべてが現役かどうかは怪しい気もします。

配線図はT.Mさんよりご提供いただきました。
年表はJTB発行の停車場変遷大事典に基づきます。

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コメント

はじめまして。
いろいろとみております。私もかつて清算事業団に連絡をとり、または現地で多少なり記録写真をとりつつ恐る恐る駅本屋にアポなしで訪問をかけたりとして配線図を手にいれてきました。S56梅田やS51梅小路,S47安治川口、S58水戸、S26沼津静岡浜松等、しかし今は遺構を確認するにもみんな壊してしまっており、あえて現地へおもむくことはしておりません。ですが近場については東高島や扇町、大川など線路の突端がどこまではいっているのかたまらなく気になり、現地へ確認しにいくことがあります。根室港や神戸港、旭川機関区、大分等。ドライバー携帯用の配線図をもらえるときもあれば門前払いを食らうこともありましたが、歳も年でしばらくやっておりません。これからも楽しい資料を公開してください。

MT54さん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
思わず「ウン、ウン」と頷いてしまいます(笑)。
鶴見線などは一般人が立ち入れない世界が結構あるので、なかなか線路の突端までを確認するのが難しいですね。

こんばんは。
配線図興味深く拝見しました。昭和の時代の鉄道の活気、そしてその後の変化が感じられます。
鶴見線や浜川崎支線の雰囲気が好きで時折訪れますが、今では錆びたレールが並ぶ風景に、寂しさと懐古と、逆にこれから先のスリムな鉄道の姿を想像します。
今後とも、宜しくお願い致します。

風旅記さん、個人的には寂しさを先に感じてしまいますが、「これから先のスリムな鉄道の姿」も考えなくてはいけませんね。

初めまして。牛福羽作@羽村と申します。
いつも楽しく拝見させていただいております。

2017年3月4日のダイヤ改正で扇町発着の貨物列車が増発されました。
従来は三井埠頭発着の石炭車扱(行き先:秩父鉄道三ヶ尻)1往復のみだったものが、梶ヶ谷(タ)からの臨時コンテナも1往復新たに設定されたので、どんな具合なのか今日(3月18日)、見に行ってまいりました。

あいにく、臨時コンテナも石炭もウヤだったのですが、三井埠頭敷地内の専用線には、石炭ホキの他、コキ(多分コキ50000?)も留置されており、またそのコキの傍らにはコンテナ積み下ろし用のトップリフターも休んでおりました。
専用線内で何らかのコンテナの積み下ろしが開始されているようです。なお、三井埠頭の専用線の入り口には、以前には無かった専用線2線を閉め切る大きな門が新設されており、入換時以外は閉門されております。

また、貨物の着発線のうち使用されず草生していた3~5番線はきれいに草刈りされ、特に3番線についてはバラストの補充や枕木の交換などの工事が行われている様子でした。ただし、3番線の出発信号機5Rは白い×がついてままでした。
近いうちに3番線はコキの留置等に使用することも予定されるのではないか?と推測されます。
貨物扱いの縮小が続いていた鶴見線では久々の明るい話題かもしれませんね。

ちなみにこの扇町駅では、今となっては非常に貴重な第2種電気連動装置が使われているそうです。
現場の転てつ器は電車発着線絡みの21番、22番イ・ロも含めてすべて現場扱いの手動式てこで、信号扱い所の電気卓上てこを用いて場内や出発の進路制御をしているそうです。
CTCやPRC等の遠隔操作なども不可能なので、未だにすべて卓上てこにて電車・列車を1本ずつ、係員の方が扱い所に常駐して進路制御しているそうです。
これについては、鉄道貨物協会の協会誌「マンスリーかもつ 2017年2月号」に写真含めて掲載されています。

以上、長文・駄文失礼いたしました。

牛福羽作@羽村さん、初めまして。
貨物列車の増発、ホントに珍しく、そして楽しみなことですね。
第2種電気連動装置の件、まだ実在しているんですね。マンスリーかもつの表紙を見ましたが、卓上電気てこがズラリと並んでいる光景にちょっとびっくりです。

お邪魔します。
三井埠頭発着のコンテナ列車はJR東海の梶ヶ谷非常口掘削工事で出る発生土運搬ですね。
本線工事とかの発生土も同じルートで搬出になるんじゃないですかねぇ

で。さん、こんなところにリニアの影響が出てくるんですね。

扇町の追加情報です。
昨日、リニア発生土輸送を見てきました。
三井埠頭専用線内の着は「三井3」を使っており、62番分岐器を反位に扱っているところを初めて見ました。(ちなみに石炭は「三井2」着、「三井1」発と変わっておりません。)

それよりも扇町の貨物着発線についてですが、前回(4月・5月・6月)に行った時は、3番線は整備はされていたものの使用はされていませんでしたが、今回は3番線が使用されていました。
そのため3番線の出発信号機5Rも久々に白い×が外れ、現示がされていました。2番線の出発5Lも引き続き使用中です。(5Rは信号電球も新しくしたのか、5Lの現示よりも輝いていました。)

一方、2番線の三井埠頭方(列停標識付近)に仮の車止め(枕木の積み上げのみ)が設置され、2番線と三井埠頭との入換は、現時点では不可能となっており、そのため、石炭も発生土も1番線着、3番線発となっています。

2番線は発生土輸送の無い日のみ、DE10の単機送り込みの着で使用しているようです。(石炭返空が到着次第、鶴見方に引き上げて、1番線の返空を三井埠頭内に押し込みます。)

今後、2番線はこのままになるのか、あるいは三井埠頭方の53番分岐器(あまり状態が良くないように見えました)を整備し仮設のような車止めを撤去して、2番線も完全機能復帰させるのか、注目されます。

またまた、長文失礼いたしました。

牛福羽作@羽村さん、扇町駅の最新情報ありがとうございます。1~3番線は微妙に状態が変わっているんですね。

こんにちは。飽きずにまた扇町に行ってまいりました。

一部の鉄道雑誌最新刊にも、残土輸送の入換の電気機関車化のため、「三井3」が電化されたことが記述されており、それも実際確認しておりますが、その他について見たままをレポートさせていただきます。

1.枕木の仮の車止めが設置されていた2番線の三井埠頭方に、正式な第二種車止めが設置されており、そこから三井埠頭側のレールと53番分岐器も合わせて撤去されています。したがって、2番線と三井埠頭の入換は完全に不可能になりました。三井埠頭方と入換ができるのは変わらず1番線・3番線のみで、したがって信号機の関係で貨物列車は1番線着・3番線発が原則となります。

2.51・52番のシーサスクロッシングが全面的に更新されており、また転てつ操作も旧来の「リバー式」から同じく手動式ながら「ハンドル操作(回転)式」となっています。(転てつ標識も小型のLED式に更新)以前このシーサス付近の道床は、車両が通過するたびに墳泥が発生するなどかなり悪い状態だった上に、枕木なども老朽化が著しかったのですが、レール・枕木・道床をすべて新しくして整備されました。
なお、某鉄道雑誌最新刊の扇町駅での石炭列車入換のレポにて、この52番分岐器のハンドル操作器を操作する写真も載っております。ただし、「電気転てつ機をハンドル操作」という間違ったキャプションを付けているので要注意です。さらに、この記事全体において貨物「1~3番線」の説明やキャプションが間違いだらけです。ただし、「三井1~3」のキャプションはなぜかすべて合っています。(笑)

3.鶴見方の本線・信号機に関わる分岐器も、21番・22番イあたりから順次更新工事中のようです。ただ、嬉しい?ことにすでに更新済みの部分も電気転てつ機化はされておらず、転てつ操作も従来通りの「リバー式」になっており、したがって「電気卓上てこ」もおそらくまだ現役の模様です。ただし、新設のトングレール部分の枕木が数本に渡って電気転てつ機を載せられるように長くなっており、そうなれば継電連動化などもありえるわけで、今後を約束するものではないかもしれません。

4.扇町とは無関係ですが、弁天橋~浅野間の貨物線ヤード部分の線路の敷設替えを実施中です。詳細は別途、「弁天橋・浅野・海芝浦支線配線図」の方にコメントさせていただきます。

このように、鶴見線の貨物用設備も本格的に改修の手が入れられており、これからも活躍が約束されているようで一安心です。ただ今後、3.でも述べたように、扇町も継電連動化(あるいは電子連動化)により浜川崎から遠隔制御化し、扇町駅に1名常駐している信号扱い要員を削減することも考えられます。

さらに、広大な浜川崎ヤードを整理して一部用地を売却するなどの動きがあれば(現に一部の番線は使用停止の模様)、浜川崎の継電連動装置更新(あるいは電子連動化)と同時にそうした動きになる可能性も高くなると思われ、本線では大変貴重な手動式の転てつリバーや、骨董品たる「電気卓上てこ」の動向からまだまだ目が離せません。

相変わらず、長文失礼いたしました。

牛福羽作@羽村さん、詳細な情報ありがとうございます。
旧態の設備が新しく生まれ変わりそうな気配ですね。全体がなくなってしまうよりはマシですが、貴重な設備が消えてしまったら残念ですね。

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