« 富山 1979/10/5 | トップページ | 脇道11(第2種継電乙) »

2009年2月 9日 (月)

脇道10(第2種継電乙)

今度は坂町線小国駅です。

図が見難く、特に信号機の記号の描き方にクセがあるようなので、書き直しました。

Photo

まずは連動図を見てみましょう。

第2種継電連動ですので、すべての転てつ器は現場扱いです。
信号機は半自動(保留)ですから、信号てこだけではなく軌道回路によっても制御され、いったん停止を現示すると再度てこを扱うまで停止を保持します。実際、場内信号機付近には短小軌道回路3T・4Tが設けられています。
連続しない軌道回路による信号制御がおこなわれるため、「丙」ではなく「乙」になっています。

短小軌道回路が設けられていると「連査閉そく式」を思い浮かべてしまうのですが、多分この当時の米坂線は通票閉そく式だったと思いますので、この軌道回路は信号制御のためだけであって閉そくには無関係ではないかと思います。
(ただし、信号制御のために軌道回路を設けた理由はわかりませんが。)

単線区間で、上下それぞれの本線のほか、上下共用の副本線(上り1番線)が設けられています。
主本線用の場内信号機2L・5Lは進行信号を現示しませんのでこの駅を通過することはできません。

次に連動表を確認してみましょう。

まず鎖錠らんです。

・2L
特にコメントありません。

・2R
進路外の転てつ器25の反位鎖錠が記載されています。米沢方から上り1番線への列車進入と転てつ器25付近での入換作業を並行して行なう場合、万が一の衝突を防止するためでしょうか。ただし、それなら24反位も入れるべきではないかと思うのですが、こちらは記載されていません。
54は4Rの手前にありますのでこれも記載されています。
3Rは進路共有の対向、4Lは同時進入・進出防止、5Lは対向の進入、5Rは同時進入防止の目的で記載されています。

・3L
こちらにも進路外の25があります。この場合は24はなくても良いですね。

・3R
同様に25があります。こちらは24も記載されてしかるべきと思います。
2Rは進路共有の対向、5Lは同時進入・進出の防止です。

・4L
2Rは同時進入・進出防止です。

・4R
54は防護区域外ですが、直前の位置にあるため記載されているのだと思います。
5Rは進路共有の対向ですが、5Lは多分51のミスでしょう。

・5L
2R・3Rは同時進入・進出防止です。

・5R
2Rは対向の進入、4Rは進路共有の対向です。

次に信号制御らんです。

すべての信号機は列車が短小軌道回路3Tまたは4Tに進入することにより自動的に停止現示となることがわかります。保留の信号機ですから、軌道回路を抜けても停止現示を維持します。
場内信号機の場合はその直下を通過するとすぐに停止現示になりますが、出発信号機の場合は少し先まで進まないと停止現示にはならないですね。

信号制御らんの右隣には、今までにはなかった「保留鎖錠」というらんがあります。保留鎖錠とは何でしょうか。

たとえば米沢方からの下り列車の接近を受けて場内信号機2Lを反位にしたとします。しかしその後、何らかの理由で列車を場内信号機外に停止させなければならない事態が発生したとします。従っていったんは反位にした2Lを定位に復すわけですが、2Lを定位に復すと転てつ器21の鎖錠が解けて転換自由な状態になります。仮に列車が2Lの直前まで接近していた場合、急に2Lの停止現示を確認したとしても直ちに停止することができず、転てつ器21のところまで進入してしまうことが考えられるため、転てつ器21が転換自由な状態になってしまうのは危険です。このため、2Lを定位に復しても、その後一定時間は21の鎖錠を維持するようにしています。これが保留鎖錠で、この場合は120秒間鎖錠されることを表しています。
2Lを含め、すべての信号機に保留鎖錠が設けられていることがわかります。

でもよく考えると、転てつ器21は現場扱いの転てつ器ですよね? 列車が接近してるのに転てつ器を直前で転換するなんてことまで想定する必要があるのでしょうか? 動力転てつ器だったらまだわかるのですが。同じ継電連動ながら東赤谷駅には保留鎖錠はありませんでしたし・・・・。ちょっと微妙ですね。

まだまだ続きます。

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
バックナンバーはこちらからどうぞ。

« 富山 1979/10/5 | トップページ | 脇道11(第2種継電乙) »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/506157/43983300

この記事へのトラックバック一覧です: 脇道10(第2種継電乙):

« 富山 1979/10/5 | トップページ | 脇道11(第2種継電乙) »

過去の記事

2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
無料ブログはココログ