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2008年11月19日 (水)

槻木 1978/7/20

岩沼-(2526レ)→槻木14:07着/15:07発-(432D)→白石

19780720_20191027111201 
丸森線の分岐駅です。
丸森線は17km程度の盲腸線でしたが、開業が新しく(この時点の10年前)、また将来の見込みもあってか、立体交差はあるし、丸森下り本線・丸森上り本線が分離されているなど、列車本数わずかに5往復という超ローカル線らしからぬ過剰設備でした。

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コメント

 丸森線は東北本線福島宮城両県境に峠越えの勾配区間が少し有り勾配緩和のバイパス線として福島迄結ぶため計画されました 丸森迄開通しましたが其の後国鉄の合理化等により工事凍結となり盲腸線状態になりました バイパス線計画でしたので分岐部が立体交差として施工されたのです
 丸森から先の部分は工事も済みレールも敷設されておるのを保原郊外で一度見た事が有りました
 其の後第三セクター阿武隈急行が丸森線を払下げ交流電化して漸く当初の目的を達成したのですね

yyoshikawaさん、豪勢な設備が無駄にならなくてよかったです。

東北本線が福島を出て宮城県境へ向かうと伊達 桑折 藤田 貝田 越河 白石と続きます
藤田駅迄は比較的平坦ですが藤田を出ると県境に向かうと左側に厚樫山が現れその麓を取り巻き乍勾配を登ります 一度此の勾配区間の線路際で写真撮影した事が有りました 当時は未だ東北本線はED71の天下でした重連で貨物列車や旅客列車を牽引していました 
何故此処へ来たかと云うと母方の祖母の実家が厚樫山の麓で桃の果樹園を営んでおり泊り掛けで訪れたのです
親戚の家から果樹園脇の坂を上がると東北本線の線路脇に出ました道は其の先迄続いてますが踏切は有りませんが線路脇に横断注意の立て札が有りました地元の人だけしか通らない獣道見たいな為敢て踏切は作られなかった
厚樫山の頂上から俯瞰すると藤田駅から徐々に勾配を登りながら山裾を回り込み貝田へ向かうとサミットとなり宮城県境を過ぎ徐々に下り勾配になる
其の辺りがパノラマの様に見えてまるで模型のレイアウトを見て居る感じです 横軽や箱根越え程の勾配線ではないがですが東北本線独特のアップダウン区間の一ツです 其れでも丸森線を迂回線として建設したのですから其れなりな勾配区間なのでしょう厚樫山を離れた所から見ると山の中腹に東北本線の架線柱が点々と見えやはり勾配区間なのだと実感しました
当時藤田駅は標準的な三面のホーム駅舎側の上り1番線上下共用の2番線下り3番線が島式既に貨物扱いは廃止されてました
伊達駅は駅裏に鉱石の製錬する工場が有り引き込み線も存在してました入れ替え用貨車移動機が構内に留置されてました駅舎側には福島交通軌道線が来て居り貨物詰め替え用引き込み線が構内へ入ってました同じゲージですが貨車の直通は出来ません線路も繋がってません貨物の授受は軌道線用貨車に詰め替えねばなりません軽便鉄道の貨物授受と同じです東北の軌道は道幅の関係で車輛限界が小さかったので同じ軌間でも直通出来なかった為です

yyoshikawaさん、東北線という大動脈であるがゆえに多少の勾配でも迂回路線を計画する必要があったのでしょうね。
それにしても軌間が同じなのに貨車の直通ができなかったのは何とも恨めしかったのではないでしょうか。

福島交通軌道線は御承知と思いますが元々は大日本軌道福島支社と言う大層な名称の軌道でした
建設時は2ft6inの軽便規格の蒸気軌道でした其の後電化の折軌間を3ft6inに改軌した前歴が有ります
改軌の時旅客車輛は全て新造電車を導入しましたが
蒸気軌道時代より貨物輸送もしていた関係で貨物輸送は軽便規格の貨車を改軌其の侭廃止時迄使用してました 因みに福島交通軌道線では連結器は軽便時代からのピンリンク式を使用してましたが沿線には軌道線特有の急カーブやデルタ線等存在してましたのでリンクは使用せず鉄棒製のドローバーを使用してました 
大日本軌道は各地に有りました小田原から熱海迄の人車軌道を買収した熱海軽便や熊本の菊池軌道等が有名でした
軌道線独特の駅配線等も面白いのが各地に有りました

yyoshikawaさん、軌道線にはあっと驚くような珍しいものがいろいろあったんでしょうね。残念ながら私は知らないのですが(汗)。

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