加美～百済 1978/3/14
淀川付近はデルタ線があったりで線路が複雑に走っていましたが、このあたりもデルタ線があって複雑です。
もっとも竜華操の廃止で貨物線もだいぶ廃止されてしまいましたが、百済駅が現役のようなのが救いです。
平野駅の湊町方です。
左側が百済駅です。
湊町方からの平野駅です。
以下は1992年4月11日撮影です。
名古屋方からの平野駅です。
平野駅の名古屋方です。
出発信号機には進路予告機がついています。
平野駅の名古屋方です。
分岐器がホームにかかっているためホームが削られています。
平野駅の湊町方です。
出発信号機と列車停止標識がこれだけ離れていると、この間に短編成の列車がすっぽり収まった場合、出発信号機はどうなるのでしょうか？
平野駅の湊町方です。
これも平野駅の湊町方です。
1978年当時はまだできていなかった東部市場前駅から百済駅を望みます。
表札です。
この微妙なカーブは、まぎれもなく廃線跡のようです。
百済市場駅への支線跡です。
正面が百済市場のようです。
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加美駅の情報について、moni5187様のご依頼により、僅かですが手元の資料内容を御紹介させて頂きます。
加美駅の開設は、旧大阪鉄道による関西本線の湊町(現JR難波)〜柏原間の開通(明治22年(1889)5月)に遅れること20年後の明治42年(1909)4月、前記区間の蒸汽動車による区間運転開始に伴って、志紀駅と同時に開業致しました。
(蒸汽動車の実物は、JR東海のリニア鉄道館に保存されて
おりますので、ご興味のある方はHP等で御参照下さい。)
駅の設置地点は現在と異なり、現在の加美駅から名古屋方へ約200m、配線図で見ると杉本町から龍華操車場へ向かう
阪和貨物線との合流点、府道5号線(八尾街道)との踏切南側(現在は道路がアンダーパスし、関西本線上空をおおさか東線が乗り越してゆく辺りにホーム長2両分程度の駅として存在し、昭和30年(1955)頃の地図にも同位置で記載されております。また、現在地への駅移転までは上下線とも一日3本しか停車しない駅であったと資料にあります。
(ここまでは以下の資料を参照させて頂きました。
『関西電車のある風景 今昔1』著者:高山禮蔵氏、出版:JTBキャンブックス、初版:2002年4月発行、ISBN4-533-04210-4. C2026、151〜152ページ、加美駅の項参照、
『学研都市線 大和路線 街と駅の1世紀』著者:生田 誠氏、出版:アルファベータブックス、初版:2017年12月、ISBN978--4-86598-831-4 C0026、62〜63ページ、加美駅の項参照)
前記書籍には、駅の解説と共に昭和32年(1957)当時、著者が現地で撮影した列車の白黒写真が掲載されておりますが、駅プラットフォームの先端部分が僅かに映り込む程度であり、駅の全体像は不明です。
また、後記の書籍には、現在の加美駅の写真、及び、昭和4年(1929)と、昭和30年(1955)の地理院地図が掲載され、街の発展状況と、城東、阪和両貨物線の開通前後が比較可能となっております。
長文、大変失礼致しました。
投稿: Oldman阪急 | 2020年10月19日 (月) 20時16分
Oldman阪急さん。リクエストに答えていただき、丁寧なご解説、誠にありがとうございます。当方にとりまして、加美駅は、王寺駅と共に思い入れのある駅の一つです。
Web検索では、全くヒットしない(初代)加美駅の概要ですが、文献には登場するとのことで、懐かし物には文献の重要性を改めて認識いたしました。
あのアンダーパス、線路3本はそのままで、上手くくり抜いたなと思う見事な作りでした。現在は、おおさか東線の高架や自転車置き場が出来て、関西線2本になり景観は変わりましたが。
投稿: moni5187 | 2020年10月20日 (火) 20時06分